木の実


   

 1.またたび・・・・ ご存じ、猫が酔ってしまう木の実です。
            東北の山沿いを車で走ると至る所にその木を見ることができます。
            その見分け方は初夏に蔓状で立木に絡まった姿
            葉の表面が一部白く変色するのが特徴です。
            花は白く、いずれドングリ状の実を付けます。
            実には2種類あって虫が卵を産み付けたボコボコとこぶができた
            ものが珍重されています。
            ドングリ状のものは塩漬けして生食。
            虫えいのものは焼酎に漬け込んで薬用酒にしたりします。

 2.こくわ(サルナシ)深山でしか見ることができなくなった実で
            キウイフル−ツの原種といわれているものです。
            確かに実を輪切りにするとキウイと全く同じに見えます。
            完熟したものでジャムを作ったり
            ケーキのトッピングにしたりするのです。

 3.山葡萄・・・・・・山葡萄の木はだんだん見ることが出来なくなってきました。
            相当の深山にゆくか、自生地を見つけて大事にしてゆくか、
            そんな方法で守ってあげたいものです。
            完熟したものを採取したものを絞って
            その汁で大根を漬けたものが東北では珍味とされています。
            その赤く染まった大根はまるでルビーです。
            一部では「山ブドウジュース」としてその果汁を土産物として
            売っていますが、ちょっと手を加えたら「山葡萄ワイン」に
            なってしまいます、法的には違反ですが・・・・。

 4.山栗・・・・・・・栽培されている栗に比べたら実は小さいが味は繊細です。
            「柴栗」などとも呼んでいます。
            幼木は大人の背の高さくらいで雑木林に点在します。
            大きくなるとかなりの大木になってしまいます
            道路端などで生育したものは枝を張り出して
            早朝の散歩ついでに実を拾う人が多く見受けられます。

 5.栃・・・・・・・・乱伐がたたり樹木そのものが減ってきました。
            なぜか沢筋にその大木が生育しています。
            街路樹になっているマロニエとは同一種ですが
            花も実も全く同じようなものです。
            木は大きくなると蕎麦打ち用の鉢に加工されたりしますが
            木質の堅さ、密度の濃さが丁度いいのでしょう。
            「栃餅」なるものはこの栃の実を粉にしてアクだしし
            餅米などに混ぜたもので昔の飢餓食であったとか。