コゴミ(クサソテツ)

残雪とコゴミ   

水分が多い場所を好むコゴミは 総じて川の近くに群生する。
それも平坦な場所で川が運んだ豊穣な土地であれば最適


 生えている状態や形そのものから想像もできないほど
 クセもなく美味い山菜のひとつです。
 水気の多い草原に群生して、株は大きくなると握り拳ほど。
 その株が1平方に数個あったらその場所でかなりの量が採れます。
 採る場合は一株から2,3本だけ採ってあとは残すのがマナーで
 なるべく開きはじめの太い物を選んでとれば良い方法です。
 小生は数カ所のコゴミ群生地を知っていますが、
 場所や雪解けの具合などで順番に畑を巡るのです。

 採った物は細かい枯れ草を取り除いて水洗い、
 まずはサラダ、お浸し用は沸騰した湯に塩を少々入れて。
 サッと湯がいてから冷水にさらします。
 あとは冷蔵庫に保存して置いてサラダやお浸しに使います。
 豚肉の細切りと一緒に炒めてもとても相性がよく、
 あのシャキシャキ感がなんともいえず中華炒めに合うのです。

 都会では専門店で天ぷらにして提供しますが
 拙宅ではあまりにも多く採れるのでたまにしかやりません。
 「ゴマ和え」も美味しいけれども量が食べられないので
 やはりサラダかお浸しでバリバリ食べるのがすきです。

 天ぷらはなるべく形が良く短めのもの選んで揚げるようにします。
 山菜全般に言えることですが「衣は少な目で短時間に」です、
 新鮮なものは熱が通るだけでいいのです。

 この他に「あぶらコゴミ」別名「一本コゴミ」があります
 一般的なコゴミが一株に数本発芽しますが
 名前通り「一本」しか出てこないし、細いものです。
 色は緑ではなく赤い、下拵えは同じですが
 天ぷらやサラダではなく「和え物」として食べます。
 生育している場所は限られていて個体数も少ないので
 シーズン中に少ししか食べることができない珍味であります。    

コゴミは群生するし、次々と芽吹くので 毎日通って新しい株からつみ取る
まさに春の食卓に載る
地球からのプレゼントである。

 


コゴミ畑

食べ頃コゴミ
右側の株が丁度食べ頃
この中から2,3を採るだけにする