ワラビ

ワラビ   

陽当たり良い斜面に群生する、 採りすぎなければそこは畑のようになるが、 採りすぎると太い物が出なくなってしまう
 


 シダ類のなかでもこれほど生育地が多いものはありません。
 春先にどこを歩いていても数本のワラビを見ることが多いのですが
 採ってきても「アク」出しに手間がかかるので
 よほどの大量に採れる時しか採取しないようにしています。
 それとなるべく太めの柔らかそうなものを選ぶようにしています。
 畑の脇や山間地の雑木を刈り払った場所によく生育していますが
 鬱蒼とした雑木林のなかに生えたものが柔らかくて太いのが多いものです。

 先端から20cmほどの長さで調整して折り採って
 一握りずつ紐でくくっておく、それを大きな器に並べて
 木灰をぱらぱらとかけて熱湯をひたひたに注ぎます。
 注意しなくてはならないのは木灰の量、お湯の温度です
 灰の量が多かったりお湯が熱すぎると繊維が溶けて
 グニャグニャになってしまいます。

 一晩そのままにしてから灰汁を捨てるのですが、
 その灰汁が緑色がかっているのが目安です。
 それが十分にアクが出た証拠です。

 今度は冷水にさらすこと数時間、出来れば流水が理想です。
 銅鍋があればいい緑色になります(これは銅との化学反応)。

 アク抜きがすんだものはそのまま切りそろえて
 カツブシをかけてお浸しに、酢の物にと生食が美味いし
 豆腐、姫竹の子などとのみそ汁も相性がいいと思います。
 また少し時間のたった物は炒め物にするのも
 あのぬめりがほっどよく油とマッチして酒の肴には合います。
 保存用として干すのもいいといわれていますが
 まだチャレンジしたことはありません。