山鳥


   

 里山を歩いていると「ドドド」と低い山鳥の鳴き声を聴いたり
 初冬にはその姿を見る機会に遭遇する。
 その姿は想像以上に大きくて驚いたことがあった。
 
 知合いの猟師は新雪が降るとカンジキを履いて何箇所かある猟場に出かけて
 水を求めてくる山鳥を獲ってくる。   
 山鳥はメスが捕獲禁止でオスのみが狩猟対象となっているそうだ。
 他の鳥と同じようにオスはけっこうハデで目立つという。

 その味は上品で「鴨鍋」が野趣であれば「山鳥鍋」は雅といったところか、
 雉ほどあっさり感はないけれども風味があってお上品な味である。
 
 もともと個体数が多いわけでなく狩猟対象としても難しいらしく
 知合いの猟師が免許を返上してから口にしていない。
 すでに幻の鳥になってしまったのかもしれない