大力山から黒禿そして笠倉へピストン

関東から沢山の山男・山女が訪問した。
11日は快晴の天気で空気も乾いているが
「オビカレハ」の幼虫(毛虫)だけが悩み、
2台の車に分乗した彼らを須原のスキー場の山頂部に案内し、
歩いて下りながらワラビを採ってもらう事にして彼らを降ろすと
ドライバー役の小生とリーダーのN島氏は先に小屋に帰って
ビールを飲み始めた。
(昼間のアルコールは久しぶり・・・)

夕方には新潟市から「手打ち蕎麦」を持参した
S籐氏が到着して旨い蕎麦を食べさせて頂いた。
ほとんどの人がアルコールを召し上がらない方たちで
N島さんが持参した佐渡の日本酒「金鶴・風和」は
そのほとんどを2人で飲んだような気がする。
実に喉越しの良い常温の日本酒はスルスルと
胃袋に落ちていった。

さて翌日は当初の予定よりも30分ほど早めの行動で
パンと果物などの朝食を胃袋に詰め込んでから
大力山の駐車スペースへ向かう。
先週、調査登山にご同行頂いたR太郎氏にも
ガイド役で特別参加をお願いしてあった。
草木の名前や蝶の名前などに造詣が深い彼がいれば
鬼に金棒で歩きながら知識を習得できる。

上の舟窪・緑のトンネル付近はチゴユリ満開

上の舟窪・緑のトンネル付近はチゴユリ満開

小さいけど優雅な顔立ち

小さいけど優雅な顔立ち

出発間際にも数台の車が到着して繁盛しそうな一日、
歩きながらタケノコを探したり花を愛でたりして
毛虫に占領された休憩舎にたどり着く。
休憩もほどほどにして先の長い黒禿への歩行を開始、
雪解けの遅かったあたりでは漸く「タムシバ」が咲き始めており
芽が出始めた「コシアブラ」などを摘み乍ら
四方山話しに花を咲かせながら見晴らし台までの急登に汗を流した。

まだまだ咲き始めます

まだまだ咲き始めます

先週はあまり咲いていなかった「アズマシャクナゲ」も
今週は多少は咲き始めたり蕾が膨らんだりしている。
快適な尾根道を終えると新緑が眩いブナ林に突入、
かなり色の白い「イワウチワ」が出迎えてくれて
急なブナ林を抜けると「黒禿の頭」に到着する。
後続のメンバーを待ってから「笠倉山」に向かうことにした。

ユズリハも蕾が膨らむ

ユズリハも蕾が膨らむ

一度、林道まで下ってから、まだたっぷりと雪が残っている
林道を少し歩いて「笠倉」への登山口に向かう。
今まで期待しても出会わなかった「ムラサキヤシオ」の
淡い赤い花が房になって咲く姿に漸く出会った。
知り合いのA達氏等が切り進んだ登山道は訪問者が少ないせいか
今までの登山道に比べるとやや灌木が伸びきっているが
山頂で「駒ケ岳」の全容が目の前に現れると
予想以上に長かった「黒禿」からの苦労が報われる。

笠倉手前はムラサキヤシオが満開

笠倉手前はムラサキヤシオが満開

赤みが増したイワウチワ

赤みが増したイワウチワ

登山道の真ん中にイワナシの花が

登山道の真ん中にイワナシの花が

オオカメノキも咲き誇る

オオカメノキも咲き誇る

駒ケ岳が真正面に

駒ケ岳が真正面に

隣には八海山が

隣には八海山が

思い思いに寛いで早めの昼食を摂り始める
暑くも寒くもない絶好のひと時であった。
やや霞んだ眺望ではあるが遠くの山々までも
見渡せて皆さんに喜んで頂いた。
早めに下降を開始することにして名残惜しい
「笠倉山」を後にしてガシガシと下りに取り掛かる。
多少のアクシデント(足をツリそうになった人が居た)
があったものの午後の気温が上昇する中
無事に登山口にたどり着いた。
日帰り温泉で汗を流すメンバーと
そこから真直ぐに帰るメンバーとが分かれて
登山口での解散となった。
小生は新潟市から参加したS籐氏の車に送ってもらい
まだ昼間の暑さが残るなかで荷物を整理し
早めのお風呂に入ってから冷たいビールを流しこんだ。
これで当分は初夏の山ともお別れかな・・・

GW最終日、大力山から黒禿へ向かう

黒禿への縦走路に咲くシャクナゲが見たくて
「大力山友の会」メンバーを誘って
GW最終日の5月6日、7時出発ということで
町内S氏の車で登山口に向かうも駐車スペースには
すでに数台の車が停まっている。
連休最終日は快晴の予報が出ているせいかもしれない・・・

すでに到着済のR太郎氏も一緒に
いっそう緑が濃くなった宝泉寺からの登山道を
歩き始めるとすぐに汗ばんできて長袖を羽織ったことを反省、
秋葉神社をすぎてすぐに半袖のTシャツ1枚になった。

GW前に1本杉で見かけて心配した「オビカレハ」の
幼虫が至るところの灌木に生息域を広げていて
歩いている真上からぶらりと降下してくる。
S氏は人間の気配を感じ取って急いで降りてくるのでは
ないかと推測していた。
ザックや衣類に張り付いて移動する為なのだろうと。

八海山も残雪は少ない

八海山も残雪は少ない


途中で2組の登山客を追い抜いて休憩舎で
S氏恒例の珈琲を頂いた後に黒禿に向かう。
例年、GW過ぎまで雪が残っているあたりには
辛うじて残雪の残滓があるものの雪解けは相当早い。
それでも雪解けの遅かったあたりには遅れて咲いた
タムシバの白い花がたわわに枝を震わせている。
背の高いコシアブラは採取を逃れて大きくなっていた

背の高いコシアブラは採取を逃れて大きくなっていた

ミツバツツジは満開

ミツバツツジは満開

盛んに飛び回っていたギフチョウ

盛んに飛び回っていたギフチョウ

急登を終えて尾根道に出ると爽やかな風が
頬を撫でて少しばかり汗がひく、
「全くムラサキ・ヤシオが咲いていないね」と
R太郎氏の言葉どおり数年前に出会った花の縦走路
と比較してみても花が少ない。
「アズマシャクナゲ」の花も確認できたのは
10個ほどであっけないほどであった。

漸く見つけたシャクナゲ

漸く見つけたシャクナゲ

例年に比べると勢いがない

例年に比べると勢いがない

尾根歩きを終えると黒禿への最後の急登と
その手前にあるブナ林が出迎える。
例年ならばこのあたりもイワウチワの群生や
豊富な残雪が出迎えてくれるのだが
雪は山頂に至る窪みに少し残っているだけだった。

このブナ林が快い

このブナ林が快い

白っぽさが目立つイワウチワ

白っぽさが目立つイワウチワ

山頂には登山口から2時間半で到着した。
途中で取った珈琲タイム等を考えたら2時間弱か
まあまあのタイムだろう。
しばし腰を下ろして談笑した後に下山に取り掛かる。
数組の登山グループとスライドしたのだが
初めての人達が多かったせいか、
だいぶ質問があったけれどR太郎氏が丁寧に説明していた。

下山時にはキョロキョロと山菜眼を巡らせて
他の人が採りそこなった「コシアブラ」の新芽を
レジ袋に採りながら快調に歩く。
なんとか正午前に自宅に着いて
GWの最後を締めくくった。

春の恵みを味わう

あまりの雪解けの速さに山菜採りが間に合わない、
「ゼンマイ」には手を出さないことにして10年あまり
それでも残雪の合間に顔を出す未熟な黄色の「蕗の薹」は
数回採取して「煮浸し」と天麩羅にして食べた。

「コゴミ」はたった1回だけれども畑のような場所で
たっぷり採って天麩羅、炒め物、サラダで味わった。
「ウド」は取りあえず自宅の庭に出たものを天麩羅、
油いためで食して山のものは1回2本のみ採取。
「コシアブラ」は近くのの場所にて多めに採って
関東に住む兄に送ったり、天麩羅、胡麻和え、混ぜご飯など
で十分に楽しんだ。

「木の芽」(アケビの芽)は知人から2回にわたって
4束ほど頂き、これも贅沢な食べ方をした。
(小鉢に山盛りにして削り節をたっぷりと)
「シオデ」は自分で採取したものを一握りほど採って
お浸しで頂いたが太くてアスパラ並はまだ出会わず、
「ワラビ」は出始めのものを味噌汁の実で使ったり、
これも削り節をたっぷりかけてお浸しで食べた。

さて昨日は知人の山林の様子を見にゆく途中で
所謂「アブラコゴミ」(一本コゴミ)の群生地に出会い
食べ頃サイズのものを一握り採取、
「アブラコゴミ」はお浸しで頂いた。

近所の家の庭には2ケ所、「山椒」の木があって
1軒目の家の木は雪解けが早くてすでに新芽が出ていたので
主に断わって袋に一杯採取し柔らかいところは
佃煮、やや硬い葉は「鰊の山椒漬け」を作った。
佃煮はかなり香りが強くピリリと辛い。
山椒漬けはもうすぐ味見の時期がくるので楽しみ。

庭先のウドはすっかり大きくなってしまった

庭先のウドはすっかり大きくなってしまった

昨年植え替えだアイヌ・ネギは順調に育っている

昨年植え替えだアイヌ・ネギは順調に育っている

5年物のアイヌ・ネギは今年も花が咲きそうだ

5年物のアイヌ・ネギは今年も花が咲きそうだ

今年のGWは天候不順だけれども
その前に好天が続いたのでいろんな山菜が一斉に出てしまった。

 

残雪の駒ケ岳を登る

昨年と同時期に訪問することになった「駒ケ岳」
m馬場氏から連絡をもらって同行者を募ったが
地元参加者は3名、関東圏から2名
さらに飛び込み参加の小生の友人がスキー登山を
するつもりで参加したのだが途中撤退という
とても賑やかなGW前半の出来事であった。

シルバーラインの夜間交通止めが解除されたということで
集合時間が少々前倒しのなったものの
小生は4時には起床して準備していた。
まあ、この時期の山であれば明るくなったら出発が基本
GW中の石抱橋付近の駐車状態を懸念したが想像以下の台数で安堵する。

関東圏(沼田市から1名、埼玉1名)からの参加者はすでに
到着済で出発準備が整っていた。
急いで登山靴を履いたりして出発してゆくスキーヤーの姿など
を横目で見ていた。
同行する山スキー予定のN島氏は同時スタートができず
(これが途中撤退の原因となる)
5名のメンバーはやや硬めの残雪を踏んで出発。
(途中でアスファルトが出ている場所にて
雪解け水が凍結しているのには驚く)

出発時の後姿

出発時の後姿

前方には中の岳、左手には荒沢岳が迫る

前方には中の岳、左手には荒沢岳が迫る

荒沢岳の岩稜

荒沢岳の岩稜

「道行山」に取りつく夏道の尾根への分岐点は
熟達者である「S太郎氏」が実に適切に判断して
沢筋から入り込んで杉林の左手から直登、
すぐに夏道の雪が溶けて乾いた登山道に出会う。
本当は雪の上を歩いた方が楽そうなのだが
雪がなければしょうがない、
まだ8時前だというのに夏道を汗を絞りながら歩く。

快調に急登を続ける

快調に急登を続ける

それでも関東圏から来た2人はイワウチワの花の
撮影に興じながら疲労感など見受けられない。
小生もアズマシャクナゲの花を見つけた時には
さすがにカメラのシャッターを切り続けたのだが・・・

やや白っぽいイワウチワが

やや白っぽいイワウチワが

開き始めたシャクナゲ

開き始めたシャクナゲ

タムシバとシャクナゲのコラボ

タムシバとシャクナゲのコラボ

タムシバの背景に駒ケ岳が

タムシバの背景に駒ケ岳が

夏道が露出した尾根道が終える頃には
豊富な残雪を湛えた「道行山」のピークが現れる。
ここで単独行の女性と出会うわけだが
この女性は本当は当日我らに同行する予定だったらしいが
前日に登ってしまい「駒の小屋」に泊まって下山してきたと
「群馬の人」とのことで関東圏から来られたお二人と
知り合いで談笑を交わしていた。

長い雪原歩きが続く

長い雪原歩きが続く

山頂が近くに見え始める

山頂が近くに見え始める

さて、ここからが長い残雪の雪原歩きで
幾つものピークを越え乍ら歩かねばならない。
最初は「小倉山」のトラバースが待っており
雪がある程度腐っているというもののスリップしたら
かなりの距離を滑り落ちて怪我はしないものの
登り返しに時間がかかりそうな注意ポイント。
そこを通過すればあとは「前駒」の急斜面まで
再び緩くて長い雪原歩きが待っている。
気温も上昇し雪も水分を含んでグサグサ、
アイゼンの下でダンボが出来はじめる。

前駒の急登を登り終えて振り返るとS太郎氏が追いついてくる

前駒の急登を登り終えて振り返るとS太郎氏が追いついてくる

「前駒」急斜面の直前小休止で話し合い、
ここ以降は山頂まで「各個」のペースで登ることになり
高速歩行の若者たちはガンガン登って行った。
小生は最後尾でスタートし右足の付け根あたりの違和感を
気にしつつ歩幅を小さくして登り切った。
残りは「駒の小屋」直下の急斜面を登れば
本日の小生の到達点は終了するのだ。

小屋直下のリッジと急斜面

小屋直下のリッジと急斜面

かなりの高度感がある

かなりの高度感がある

なぜかこの「駒ケ岳」に登ると山頂まで行かずに
小屋前の休憩場所で終わる事が多くなった。
雪が溶けて露出した角材の上に腰を下ろして
山頂に向かったメンバーを見ながら昼食を摂る。
風も無く気温も低くも高くもないので
Tシャツ1枚でも十分なほどである。
長野のハケ岳の麓から来たという単独行の男性と談笑し
北アルプスや八ケ岳などの岩稜帯が連なる山と
穏やかな稜線に大量の雪を湛えた魚沼の山々の
違いなどについて、長い間異なる環境下で登ってくると
結局どちらも捨てがたい魅力があるという結論に至る。

雪稜に人影が

雪稜に人影が

各個、自由に下降

各個、自由に下降

小屋の中で休んでいたS太郎氏も出て来て山頂に向かった
メンバーの帰りを待たずに下山するかなどと話していたら
雪稜に人影が見えてガシガシと下ってくる。
我らもザックを背負ってそのまま合流して
下山に取り掛かることにした。
アイゼンを付けたままだとやや不安定だけれども
小倉山のトラバースが終わるまで着脱が面倒だし
長い下りをお疲れモードで歩き続けた。

約9時間の行程を終えて石抱橋の袂にたどり着いた時は
暑さと足の疲れにヘロヘロ状態で、
早くビールを浴びるように飲みたいと切に思った。
ご同行の皆さまお疲れさま、ありがとうございました。

季節の移ろいは光陰の如し

雪解けの速さも然ることながら
草木の成長も光陰の速度で移ろっている。
雨上がりの朝、イカリソウの花が気になって
「一本杉」に向かったのだが
1週間前の残雪はすっかり消え去っていた。

ブナの若木が眩い

ブナの若木が眩い

この地蔵さんも変わらない

この地蔵さんも変わらない

世代交代が進むブナ林

世代交代が進むブナ林

この地に移住した頃に見た勢いのある「ブナ林」も
老木は朽ちて倒れて次世代の若木が育っている
まさに人間世代の合わせ鏡だ。

開花を待つ蕾

開花を待つ蕾

相変わらず妖艶だ

相変わらず妖艶だ

白い花もなかなか

白い花もなかなか

カタクリの花は終わって結実しているし
タムシバの花もだらりと垂れ下がっている。
さて「イカリソウ」はまだ咲き始めのようだが
充分に眼を楽しまさせてくれた。

もうすぐ里山の樹木の葉を食い尽くす

もうすぐ里山の樹木の葉を食い尽くす

尾根道に出て気が付いたのだが
「オビカレハ」の幼虫が木々の枝に巣食って
盛んに活動している何とも気色の悪い光景を
観察しながら周回コースを降りて帰宅する。

この地球を取り巻く環境変化は
果たして神の仕業か、
はたまた人類という愚かな動物の為せる業か
この数年、気象をはじめとする環境変化に驚く。

久しぶりの大力山詣で

雪解けの季節が訪れてからは
他の山域に出かけてしまい
大力山にはご無沙汰していたが
「六万騎山」でカタクリの花が終わりかけていた姿を見て
これは大力山で咲き始めの花を愛でなければと思い
家人を誘って出かけた。

ブナが芽吹く

ブナが芽吹く

休憩舎付近はまだ雪がたっぷり

休憩舎付近はまだ雪がたっぷり

足元は長靴にしてまだ雪が若干残った登山道を行く、
途中で常連のご婦人とスライド、今日はお1人でした。
今日はカメラを2台持ちで撮影をしながら
登ったので疲れは感じることなく休憩舎へ。
朝方は霜が降りるほどの低温で風も冷たかったけれど
シャツが濡れるほどの汗をかいたので着替え
珈琲を淹れて休憩していると
干溝集落のT婦人が登ってきて
昨年の夏に白山にご一緒した旨の挨拶をされた。
そうか、あの植物博士のご妻女かという話で盛り上がる。

天気もなかなか良くならないので下山の準備、
数組の登山者とスライドしながら
望遠カメラに付けたエセマクロレンズで花などを
撮影しながら下った。

スプリング・エフェメラル

以降はスプリング・エフェメラルの容姿

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有朋自遠方来 不亦楽乎(友遠方より来る、亦楽しからずや)

11日の夕方にスマホの電話コール、
画面を見ると懐かしい名前が表示されている。
新潟市から関東圏に転出した中学校の同級生であるが
実家の所用で帰郷して今宵は魚沼の「大湯温泉」に
泊まるのでその途中で訪問したいとの話だったので
快諾して珈琲などの準備をして待っていたら
電話から1時間ほどで、友人夫婦と
その妹夫婦の4人が到着した。
いずれの方々ともお会いしたことがある顔馴染。

その友とは4年に1度開催されていた同級会で
何度かお会いしていたが、夫婦で山登りをしているとの
話を聴いてから須原の小屋を利用したツアーを提案し、
その夫婦が入会している山岳会のメンバーが来訪してから
付き合いが密になったもののこの数年は疎遠になっていた。
その事情を聴いたら昨年にその「山岳会」は解散したとか
高齢化と新たな会員が増えていないことが理由。

尽きぬ話に花が咲いたのだが、お互いに夕食時間も迫っていたし
翌日に「六万騎山」へカタクリを見に行くというので
それに同行する旨を約束して別れた。
さて、翌日は快晴を期待していたが少々雲が多く肌寒い
約束の時間より早く到着した彼らの希望を耳にしたので
一本杉の麓に出ている「フキノトウ」が出始めた場所に案内、
雪解けの始まった残雪との際に頭を出したものを採取した。

果たして「六万騎山」の麓にある駐車スペースは満車、
何とか路肩の空きスペースに車を押し込んで歩き始めた。
すでにその路肩あたりにカタクリの群落が見うけられ、
山道を登り始めると雪割草やコバイモなどの花も咲いていた。
急な山道には新たに階段が整備されて立派な遊歩道になっている。
我々の前後にも多くの訪問者が歩いているし
すでに下山してくる人達もいたりして如何にこの里山の
著名度が増したかを実感する。
なにしろ関東圏のハイキングを主催する旅行会社のパンフに
載っている有名なコースになってしまっている。

もう雪割草は終わりか

もう雪割草は終わりか

歩き始めてすぐに広がるカタクリの群落

歩き始めてすぐに広がるカタクリの群落

もう最盛期を過ぎているカタクリ

もう最盛期を過ぎているカタクリ

コシノコバイモ

コシノコバイモ

名も知らぬ花

名も知らぬ花

山頂部にはまたまた広いカタクリの群落が広がっており
桃の花に劣らぬピンクの濃いオオヤマザクラの花が咲き始めている。
空いていたベンチを利用して珈琲タイムとなって
またも四方山話に花が咲いて実に楽しいハイキング。
晴れていたら気温が高くて汗が凄いだろうと着替えも持参したが
むしろ風が冷たくて歩くのには丁度良い。
下山路にはイカリソウやイワウチワなども咲いていて
まさに「花の六万騎山」が文字通りに味わえた。

山頂付近の桜

山頂付近の桜

山頂部付近のカタクリ群落

山頂部付近のカタクリ群落

桜とカタクリのベストショット

桜とカタクリのベストショット

鮮やかなイカリソウ

鮮やかなイカリソウ

色白のイワウチワ

色白のイワウチワ

山岳会のメンバーとしてでなく有志の集まりとして
来月中旬辺りの須原の小屋を中心にした山歩きをするという
約束をして2組の夫婦と別れた。
予期せぬ友との邂逅、山仲間というか同級生というか
この魚沼の遅い春にも再びの出会いがあった。

陸奥・湯煙スキー旅(網張温泉編)

こんなに雪が多いのに網張スキー場は4月1日でクローズ
まあスキーは諦めており温泉のみが目的である。
30年ほど前にまだこのあたりの唯一の宿が
「国民宿舎」と云われていた頃に
網張スキー場から「岩手山」を目指し
天候悪化で「松川温泉」にエスケープした思い出があるので
リベンジというか「思い出捜し」というか、そんな思いで予約した。
小生にしては珍しく2食付きのリゾートホテル宿泊。

田沢湖から岩手に向かう途中で見えた

田沢湖から岩手に向かう途中で見えた和賀岳方面

岩手の

岩手側から見た秋田駒ケ岳方面

岩手山の裾野に作られた沢山のスキー場

岩手山の裾野に作られた沢山のスキー場

田沢湖から網張は峠を一つ越えるだけで
秋田県から岩手県に入って「秋田駒ケ岳」も岩手側から
その姿がうかがえられるのだ。
下界にはほとんど雪が無いのだが「岩手山」を中心にした
標高の高いあたりはまだ豊富な残雪が山襞に張り付いていた。
左側には「雫石スキー場」その隣が「網張スキー場」そして
「岩手高原スノーパーク」と斜面にスキーコースの白いゲレンデが見受けられる。
車は標高を上げて「網張スキー場」のゲレンデ真下にある
「網張温泉」に到着した。

立派なツインの部屋でお1人様

立派なツインの部屋でお1人様

ツインの部屋に通されて久しぶりのリゾートホテルという
場違いの場所に来てしまったことに戸惑ってしまう。
まあ、早速だから温泉へ・・・
本日も朝から冷たい風が吹きつけて風花が舞う天候、
露天風呂に入っていても顔が冷たい。
西館の温泉は鉄分が多い泉質で次に入った東館の湯は
「松川温泉」と同じ白濁系の泉質だった。
夕食も朝食も窓側を向いた「お1人様」席
なんかリゾートホテルのぼっち食は寂しい、
こんな席でがぶがぶ酒を飲む気分でもないので
熱燗を1本のみで引き上げた。

露天風呂からは雫石スキー場方面が見える

露天風呂からは雫石スキー場方面が見える

こちらの温泉は泉質が硫黄泉

こちらの温泉は泉質が硫黄泉

朝から豪華な料理が・・・

朝から豪華な料理が・・・

宿を出た後は「岩手山」の麓をぐるりと回りこんで
姉夫婦が住む「東八幡平」へと向かう。
「陸奥・湯煙スキー行」の最終地点は「東八幡平」で
90歳を超えた義兄に会うことも目的の一つでもある。
到着するとすぐに2階にある湯船にお湯を張る音が、
そう、この温泉権付別荘地に建てられた家は「松川温泉」と
同じ泉質の湯が送られてきてまさに掛け流しの温泉が
自宅で楽しめるという最高の生活環境。
「陸奥・湯煙旅」の終点に相応しい温泉を楽しんだ。

陸奥・湯煙スキー旅(田沢湖スキー場編)

その昔、年末・年始を陸奥で過ごそうと
乳頭温泉郷の「孫六温泉」で正月を迎えた
記憶があり、その時に1,2本滑ったのが
「田沢湖スキー場」だったような気がするのだが
多分リフトが1,2本しかない小さなスキー場としか
覚えていないのだけれども訪れたゲレンデは広くて
立派な休憩施設には驚いた。

思ったよりも広大なゲレンデ

思ったよりも広大なゲレンデ

駐車場には20台ほどの車が停まっていて
時折陽射しが射しこむ大きな駐車場に続々と車が到着する。
そのほとんどが高齢者のスキーヤー、
秋田と岩手ナンバーの車が多いのは岩手の安比以外に
オープンしているのはこの「田沢湖スキー場」だけだからかな?

眼下には田沢湖が・・

眼下には田沢湖が・・

ゲレンデに出て驚いたのが蔵王と違って気温が低いせいか
圧雪車が均したバーンはガリガリに凍っていて難儀する。
それでも端のほうは昨夜降った新雪が2,3センチ積もっていて
その部分を拾って滑っていたけれども
皆が滑るのでやがて下の堅いバーンが現れて小生のテクと
安い板では刃が立たない(歯ではなくエッジという意味で)。
今の時期に滑っている人達は上手い人達ばかりで
ガリガリのコブ斜面をいとも簡単に滑り降りてゆく。

このシュプールの一つは小生が刻んだ

このシュプールの一つは小生が刻んだ

秋田弁で書いてあるが「このあたりでとまってください」の意

秋田弁で書いてあるが「このあたりでとまってください」の意

4時間券を購入していたが3時間前にギブアップ
朝がパン食だったので早めのお昼を食べる為に板を脱ぐ。
すると休憩施設前にニコニコ顔で小生に挨拶をする人が、
小生も挨拶を返したのだが彼はテレマーク板を履いた
70歳前後の方で(実際は小生と同年齢だった)
毎年、鳥海山の北壁を滑るのを目標にしている熟年スキーヤー
そろそろスキーを引退かなと思っている小生にとって
その方の話ではこのゲレンデで滑っている地元のスキヤーは
70歳前後の人が多いとのことで頭が下がる。

スキー場の上部には秋田駒ケ岳が見えた

スキー場の上部には秋田駒ケ岳が見えた

車に戻ってスキーを格納している途中で
前に停まっていた人が小生のナンバーを見て
「わざわざスキーの本場から来たの?」と
聴かれたので「温泉と雪を求めての旅です」と答える。
確かに不思議に思うかもしれないが、新潟のスキー場だけでなく
ほとんどのスキー場は雪があっても訪問者がなければ
採算が合わないのでクローズしてしまうのだ。

陸奥・湯煙スキー旅(水沢温泉編)

その日は天候が悪いことが予報で解っていたし
蔵王から田沢湖までは一般道を走ったら
けっこうな時間がかかることも想定出来たので本日は移動のみ。
朝風呂を楽しんでからのんびりと一般道を走り
幾度も走ったことのある国道を北上する。

昨年は日本海側からアプローチして田沢湖に向かい、
「秋田駒ケ岳」から「乳頭山」まで縦走した時に
走った思い出の道路に合流したのは午後を過ぎていた。
本日の宿は「完全自炊の宿」なので食材を求めて
幾つかの「道の駅」と地元のスーパーに立ち寄る。
山形県内では有名な「おみ漬け」と「ぺそら漬け」を買い、
秋田県に入ってからは地鶏を使ったお惣菜をゲット。

湯治自炊が明示されている後に見えるのは湯房

湯治自炊が明示されている後に見えるのは湯房

チェックインの30分前に到着したのだが
フロントの若いお姉さんが気を利かして早めに部屋に通してくれた。
昨夜から天候は「寒の戻り」ということで霙が降り
標高の高い「水沢温泉」は完全に雪になっていた。
部屋は広く、新設されてから10年経過している割には
清潔で滞在し易いものだし自炊場の清潔さは稀に見るもの。
今まで幾多の自炊宿を利用したが最高の水準だ!!

立派な自炊室、清潔で拾いし設備も充実

立派な自炊室、清潔で拾いし設備も充実

もうやることは無いので温泉に浸かってビールを飲むだけ、
内湯も露天もほぼ貸し切り状態でお湯は「乳頭温泉郷」と
同じような泉質である。(まあ隣の温泉場だから)
向こうは観光客が多くて高級感があるけれども
「完全自炊」(昔の湯治場を意識している)だから
秋田県の地元住民などの利用が多いとの職員の弁。

内湯は硫黄臭が漂う乳頭温泉と同じ泉質

内湯は硫黄臭が漂う乳頭温泉と同じ泉質

露天風呂は深くて中腰で肩まで浸かる

露天風呂は深くて中腰で肩まで浸かる

自炊場で湯を沸かしたり電子レンジを使ったりしているのは
自分一人かと思っていたら暗くなってから老夫婦などが
ちらほらやってきて調理していた。(やはり湯治か)
翌朝、眼が覚めると車に雪が積もっており外気がマイナス2度。
ゆっくりと朝食の準備をして朝風呂に入る。
「田沢湖スキー場」はすぐ近くだし太陽が出てから
ゲレンデに立ちたいものだと思っていた。