月別アーカイブ: 2009年5月

初夏の味わい

さくらんぼ
これは道路を挟んだ斜向かいの畑にある樹からの収穫、
オーナーは週に一度しか仕事先から帰らず、さらに今回は2週間帰らない
サクランボが熟する時期と帰省のタイミングがずれてしまい
連日、カラスやモズ、スズメなどが荒らしていたのでついに重い腰をあげて
籠を持参して色付いたそのほとんどを採取、残りは鳥にあげよう・・・・
生食では多くは食べられないので「ジャム」と「塩漬け」を作った。
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手折ってきたさくらんぼの枝

昨年、植え替えした苗も含めてかなりの量が採れ始めた。
これも生食ではそれほど食べられるものでないし
小粒なものは「ジャム」を作ることにした。
苺は本株から蔓がのびてその先に新しい株が根を下ろすので
秋口にその子供の株を移植して育てればいいとの事で
昨年からその方法を始めたが肥料や植え替え場所によって
株の育ちに違いがでてきて要研究。
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やや小振りだがけっこう甘い
桑の実
地元では「クワいちご」と呼んで、子供達が学校帰りに
紫色に色付いた甘酸っぱい実を探しながら歩いている風景を良く見るが
これも量が集まれば「ジャム」も美味しいけれども量を採るのが大変である。
養蚕が産業でなくなってから「桑の木」そのものがじゃまになって伐採したので
野生化した木を耕作放置地などに見受けられるだけになった。
ヤマグワの葉は細長く実もやや小さい、
マグワは葉が変形していて実も細長く大きい(養蚕用はこれが主)
「コウゾ」の実がヤマグワに似ているがこれは赤くなったときが完熟。
モミジ苺
ずいぶんその個体を見なくなったがモミジに似た葉を付けた
刺のある木は黄色の花を付けた「山吹」(バラ科)に似ている。
この果実は黄色で実に端麗な味わいがあるので多く採取したら
果実酒にしてその黄金色のカクテルを夏の黄昏時に飲んでみたい。

花園

花卉園芸家であるT夫妻からのお招きをうけて
初夏の天候が続いている花園へ出かけた。
前回はまだ芽が出始めたばかりの「シャクヤク畑」には鮮やかな紅の大輪が
午後の風に揺らいでいたのだが、よく見るとだいぶ花房が摘まれていたり
根元から切られている株が多かった。
聴くとその早生品種の初回出荷はすでに終わって今は次年度に向かって肥育段階だという。
「シャクヤク」「ユリ」を主な生産品種として広大な畑に時期をずらして育てられた苗が
順調に育っていて、午後の一番暑い時間帯には遮光ネットの上から
散水器で冷却用の水が撒かれていた。
あの馥郁とした高貴な香りの「カサブランカ」はこうして育てられていたのだ!
これから夫妻はお盆すぎまで早朝から花の切り取りと結束などの出荷準備、
天候を見ながら温度管理の為に畑を走り回るのだという。
山歩きでの健脚の秘密はそんなライフスタイルにあるのかもしれない。
ご夫妻が大胆に切り取ってくれたシャクヤクの花束をお土産に
越後三山を望む魚沼丘稜地帯にひろがる花園をあとにした。
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越後三山を背景に咲き乱れるシャクヤク
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このピンク系の花がなんともいえず風情があります

野生動物

先日愛車(スーパー・カブ)で林道を走っていたら
崖の上から「リス」が駆け下りてきて道の真中で不思議そうに立ち止まった。
相手も驚いたろうけどモ小生も驚いた。
崖の上には大きな杉の木が数本聳えていたからきっとそこが住処なのだろうか
すぐに大きな尻尾を振りながら逃げていった。
山菜採りや山歩きをしているといろんな小動物に出会うけど
本能的に嫌悪するのは蛇のたぐいだけであとはけっこう平気に対峙できる。
まだ熊だけは後ろ姿しか見たことがないので正面から出会ったら
どうするかは未定・・・。
先日の「鬼ケ面山」の写真を整理していたら「テン」のなかなか良いショットが
見つかったので眼の保養に掲載しておきます。
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鴨登場

どこで見ていたのか田植え直前の水田(拙宅の前)に
鴨の夫婦らしき2羽が降り立つようになってから数日がたつ。
毎年、都心のビル街にある人工池に現れる「カルガモ」や
近くの川にファミリーで一夏を過ごす「マガモ」を見てきた私見では
「狩猟シーズン」以外の鴨は案外人間を脅威と考えていないのだろう。
すぐ隣では車がビュンビュン走る道路がある水田の畦に
すっかりと寛いで羽つくろいをしている風情は平和そのもの。
はたして田植え後に子造りを追えた夫婦が小鴨を連れてくるのか?
近年増えてきた「合鴨農法」では小鴨を田植えを終えた水田に離し
雑草を食べたり害虫を食べさせて「無農薬」を目指し、
米の収穫後にはかわいそうだがその合鴨は食用として出荷する。
なんと理にかなった「自然農法」だろうか。
(猛禽類や猫などによる捕食の歩留まりを考慮してもである・・・)
さて隣家の畑では「さくらんぼ」が色付いてきたので
鳥に先をこされないように採りにゆこう。
(これは持ち主認可の行為である)
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鴨のくつろぎ

鬼ケ面山探訪

残雪を求めての山歩きの目標が「守門岳」から
「鬼ケ面」に変更になって山歩きとしては遅いスタートであったが
R252の六十里峠近くの登山口から歩き始めたのが7時半を過ぎていた。
好条件の週末なのに登山口に車は無く静かな山歩きが始まって
ウグイスやヤマドリのさえずりが響く新緑の急登で汗が噴出してくる。
友は登山道脇に咲き誇る「ユキツバキ」の赤と黄に感嘆して
シャッターを切っていたが、小生は鼻炎の影響で呼吸が苦しくて
ティシュを離せずに急登を喘ぎながらの歩行、
なんとかマイクロウェーブの中継所に到着して小休止。
ようやく残雪が現れてフキノトウが咲き誇っており
まだまだ山は初春の名残が色濃い。
六十里越えの旧街道である吹峠に至る分岐を尾根に向かうと
いよいよ残雪歩きが始まってスパイク長靴の下で硬い雪が快い。
右側に切れ落ちた深い渓谷こそが「鬼ケ面」の真骨頂で
浅草岳への連なる岩稜はいかにも厳しい表情で我等を迎えてくれた。
南岳のピークを過ぎる頃に乾いた登山道には小さな株であるが
カタクリ、ショウジョウバカマ、イワウチワが一緒に咲いていたのには
季節が集中して訪れたことを物語っていた。
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花達のコラボ
ほぼ2時間で「鬼ケ面山」山頂に到着したがTシャツはすでに
汗でグッショリと濡れていて気温の低いわりに流れた汗の量は
体調不良の証なのか、500ccのスポーツ飲料はカラになった。
小休止後に「北岳」まで進んだが、体がこれ以上歩くことを拒み
「浅草岳」まで往復する友を送り出して大休止に入った。
湯を沸かしお茶を飲みだしたが、虫よけネットをかぶっても
小さな虫が押し寄せてきてうっとうしい。
長袖のシャツを出して着込んで暖かいマグを両手で包み込み
雪崩れた雪に埋め尽くされた峡谷や岩肌を眺めていた。
そこに単独行の青年がすごい速度で通過していったのに驚く。
浅草の肩の残雪に友の姿を認めたあとに早めの昼食を摂って
ゆっくりと下山を始めたが、南岳で2名の登山者と少しばかり話し込み小休止。
そこからは友が追いつくことを想定してゆっくりと歩き始めたが、
残雪の上ではウサギを追うテンの壮絶な狩りの風景に出くわして
何度かその姿をカメラに収める事ができた。
さらにカメラを構えたり山菜を採ったりしながら水平歩行に入る頃に
友が小走りで追いついてきた。
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逃げるウサギ
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追うテン
車を停めた登山口に近づいた頃にパラパラと雨雫を手の甲に感じ
程よい時間帯に下山したことを話しながら本日の歩行を終えた。

山菜シーズンの終焉

山里でのフキノトウから始まってコゴミや木の芽、ゼンマイ
コシアブラ、ウドと続いてきたシーズンはワラビと根曲タケで
そろそろ終わりを迎える。
例年ならば残雪が詰まった渓谷でのゼンマイ採りはまだまだ
続くらしいのだが暖冬小雪の昨今では一気にゼンマイが成長して
上部から採り降りてくる方法がとれなくなっているとのこと。
近所のセミプロの玄関先には数枚のムシロに広げたゼンマイが
揉み解されて黒い小山を作っていた。
さてこれからはワラビと根曲タケのシーズンが1ケ月ほど続く、
ワラビを2束、タケノコを1束あれば2日ほど食卓に初夏の味わいが
のぼることになるのだが・・・・。
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木漏れ日に輝くアンニンゴ(ウワズミサクラ)の花
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満開のイワカガミ
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木陰に咲き乱れるチゴユリ

GW・友遠方来

ETC・1000円割引という効果もあるのだろうが
例年のGWに比べたら拙宅の窓から見える高速道路を走る車の数は
あきらかに増えていて、その効果だろうか旧いスキーの友を交えて
須原の小屋には多くの人たちが集った。
GWの前半、早めに来た山の友と久しぶりに上権現堂山に登った。
出発が遅かったせいで陽射しが強く、連休中の好天も手伝って
まるで夏のような日陰のない尾根道を歩き始めた。
当日の未明に到着した友は睡眠不足もあったのだろうか
歩みはいつもより遅いような気がしたので上権現堂山と唐松山への分岐で
本来の目的地・唐松から上権現への変更を提案して納得、最後のピッチを登る。
ようやく雪が現れて山頂付近はべったりと雪が張り付いている。
先行者が数名ほど寛いでおり、後続も続々と下権現方面から到着してきて
さすがのGWだと感心してしまった。
湯を沸かしカップ麺とおにぎりを胃袋に流し込んだ後は
珈琲といった恒例のメニューをこなしたあとはやることがない。、
思ったよりも明確な踏み跡の尾根道をころがるように下った。
中子沢温泉で汗を流したあとは須原の小屋付近で山菜を採って
反省会の準備、初カツオのタタキと山菜の天麩羅で大いにビールを
流し込んだのだが・その頃から現れた「アレルギー性鼻炎」の現象によって
GW期間中にわたって苦しめられた。
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上権現堂山から唐松方面
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登山道から越後三山方面

桑ノ木訪問

それは発電所の送水管脇に設置された階段歩きから始まる。
(恐怖の急階段:約200mで傾斜は45度はあるかな・・・)
五十沢ダムの周回道路の一部が土砂崩れで崩落しており、その手前で車を降りた
我等は十字峡入口までトボトボと舗装道路を歩いた。
そのあとに驚愕の鉄製+朽ちかけたコンクリートの階段歩きが待っていた。
階段を登り終えたらすでにシャツは汗でグッショリ、そこからはさらに
ヤブ漕ぎの急登が待っていて、スパイク長靴を履いてきた事を後悔。
雪が出てきてようやく安心したものの昨夜の睡眠不足も手伝ってか
どうしても足が前に出ず、汗だけがダラダラと流れ落ちるのみ。
急登を終えて雪の稜線に出たのだがあまりに広い雪田で
ここが頂上という確信がもてないほどの「桑ノ木」である。
眼前に「ネコブ」の姿が大きく迫ったあたりでザックを下ろし
さらに「ネコブ」まで足を伸ばす健脚の2名を見送った後に早めの昼食とした。
風も無く、GASコンロの湯を沸かす音だけが雪原に響き渡り
「ネコブ」までの稜線を歩いている2人の話し声さえ聴こえる静寂さ。
いつになくゆっくりと昼食を終えた頃に遅れていたH翁が到着。
1昨日から尾瀬の至仏、越後駒ケ岳、そして本日の「桑の木」と
3日連続の雪山歩きを淡々とやってのける元気さに脱帽!!
「ネコブ」を往復した2名を迎えた後にゆっくりと下山、
途中の雪田で単独行の男性を見つけて驚いたが
地元ではあまり知られていないこの山域も他の地域ではそれなりに有名なのだと云う。
この展望ならばうなづけるような気がする。
雪の急斜面をワイワイいいながら滑り降りたり
ヤブでは小枝に頬をビシバシとムチ打たれながら
高度を下げたら気温は確実に高くなっていった。
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桑ノ木雪田からネコブ
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中の岳から群馬県境に連なる山々
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桑ノ木雪田にて遊ぶ