山仕事・道具

魚野川・河川敷にて頒布された樹木の受取時に
大活躍したN氏愛用の「手鉤」を見て欲しくなった。
最初は「片手トビ」だと思いネットでいろいろと探してみたが
本来は林業従事者が現場で使うのが所謂「片手トビ」で
かなりヘビーな道具は売っていた。
「トビ」そのものは大きな丸太を取り扱う時に使われる長尺もので「掛けトビ」と呼ばれ
火事場などで家屋の倒壊時に消防関係者が使うものを「竹トビ」と云う。
いずれも「トビ口」はかなり大きくて重そうであったからパス・・・
さらに情報収集したら旧くは農業での荷捌きなどで使われていたのが「手鉤」と云われ、
長さ、形状も用途によっていろいろとあった。
現在は主に漁業関係者が大型魚をとり回す時や河岸で箱を扱う時に
まだまだ使われているらしくて、その視点で探してみた。
オークションにて10本セット物(箱に鯨用と刻印)と他に3本セットを購入、
さっそく試してみたらけっこう快適でこれからの伐採、薪作り作業に活躍しそうだ。
購入品は古い在庫品であったが一応新物なので柄の部分に耐久用処理をする、
ピッケル用に使っていた「亜麻仁油」とN氏からアイデアを頂いた
「胡桃油」(クルミの実を布で包んで滲んできた油を塗る)を使うことにした。
「亜麻仁油」は浸透、乾燥も遅いが色合いは濃くて
ピッケルやアックスのように心持丈夫になった感じ、
「胡桃油」は浸透、乾燥は速いが色合いが薄くて弱々しいが
何度も塗ることで味わいが出てくる感がある。
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小型の手鉤(25cm)                         中型の手鉤(33cm)
ついでに長兄から譲り受けた「鉈」と一昨年購入した「鎌鉈」の柄にも
「胡桃油」を塗りこむことにした。
靴の手入れ(靴クリーム塗り)や革製品の保革油塗り、
包丁やナイフの磨ぎなどの単純作業は比較的好きである。
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鎌鉈(まだ使い込んでいない)                        年代物の鉈