月別アーカイブ: 2013年4月

GWなのですか?

不思議なもので数年前から連休なるものをあまり意識しないで
この時期を迎えている。
どちらかといえばどこかに出かけるというよりは誰かがこの地を
訪れるほうが多いのである。
さて、GW前半は予期せぬ寒い日が続いて窓から見える八海山は
新たに降雪があったのか白い部分が増えたし、
駒ケ岳に登ってきた友の話では30cmほどの新雪が積もっていて
けっこうなラッセルだったと聞く。
ニュースでは白馬大雪渓で表層雪崩で数人が遭難、
いろんな山で滑落などで死亡事故が起きている。
今年は雪の状態が悪いので後半の連休も事故が無ければと
心配しているのだが・・・・
恒例の大力山詣は寒い曇天のなか出発、
カタクリが俯いたまま咲いている。


下の舟窪のブナはすっかりと緑の芽を開いていたが
その真横で雪の下からマンサクが枝を突き上げて咲いている。
最後の急階段を過ぎるとようやく残雪が現れて冬の名残りを
惜しむようにスパイク長靴でその上を歩いてみた。
休憩舎には誰もおらず、S氏と熱い珈琲を飲み終えると
そそくさと下降にとりかかった。

H25年 高千代 蔵開き

10回目だという「高千代酒造」の蔵開き。
それは塩沢の「雲洞庵」近くにある酒蔵で開催される年に1度のイベントである。
昨年、初めて参加してそのおもてなしに感激した。
山仲間のS氏が企画したツアーで今年はR太郎氏も参加することになり、
小出駅から塩沢までJR鈍行で季節外れの降雪後のミニ・ツアーだ。
塩沢駅ではなにやらそのスジのお兄いさん・お姉さんが屯しているのが昨年と異なる風景なわけで、
薀蓄を語る会話から新潟市で開かれた「酒の陣」の流れかと思われた。
利き酒は今年も最初から諦めて、飽くなきチャレンジしているS氏を残してR太郎と早々に接待場に移動した。

恒例の「カス汁」で冷えた体を温めながら数種類並んだ酒瓶を眺めるが
今年はそれほど日本酒を飲んでいないので、やや緊張する。
それでも「北越雪譜」の話などしながら杯を交わしている間に
利き酒チャレンジを終えて自信満々のS氏が宴に加わる。
同席したネクタイ姿の若者の職業を言い当てたり、「雲洞庵」が遊び場
だったとの若者を「時が時ならば兼続と遊んだのかも」などといじくり
塩沢自慢の「魚沼コシ」の話で盛り上がったりした。
やや風邪気味の小生はピッチがあがらず、気温も低い中での飲食も
皆は諦めて、「牧之通り」を散策することにした。
電線を埋設し、昔ながらの「雁木」を作った数百メートルの町屋、
「鈴木牧之」の偉業を称えた再開発の成功例か・・・・
列車の時間待ちに靴を脱ぎ、畳のテーブルで珈琲を飲ませる
これまた古風な喫茶店で各人が好みのストレートを頂く。
冷酒はじんわりと効いてくるわけで、暖房の効いた列車のなかで
残雪の間に咲き始めた桜などを愛でながら快く酔いしれて
塩沢地区への飲酒遠征を終えた。

雪解け真っ盛り

「朝ぼらけ」雪解けの進んだ大力山の斜面は
まだら模様の黒い地面が半分ほどに増えて独特の風情を
かもし出している様が見受けられる。
5時を過ぎるとすっかり明るくなって早朝散歩する人の姿も
多くなってきたように感じられるが、残雪に囲まれた我が家には
薪ストーブの火がまだまだ恋しい。
所用で上京した帰りに桜前線の境目を探して車窓を眺めていたら
水上温泉の手前で足踏みしているのを確認できた。
この魚沼の里に桜の花が咲き始めるのはまだ先のことか・・・・
それでも畑の脇にはすっかりフキノトウが顔をだしているし
アサズキの緑が清々しい姿を見せてくれている、
いずれも食卓に春のエッセンスを届けてくれる一品だ。
日曜に訪れた大力山にはショウジョウバカマやイワウチワの
花が咲き始めているのを確認した。
雪が融け、夏が来て、また秋が訪れると雪も降り出す。
この数年は1年のサイクルが短く感じるのは時間を司る脳細胞が
矮小化してきた証なのか・・・・
<<大力山の花たち>>

今年もまた日向倉へ

昨年は確かGWの時に銀山平温泉に宿泊して
横浜から来たN氏と登った。
今年も彼がぜひ登りたいとの願いを聞いて同行する人を募った結果
いつもの大力山の同士S氏と先般、大岳をご一緒したO氏の4人で
開通間もないシルバーラインを抜けて銀山平に向かったのである。
駐車スペースには未だ車は停まっておらずに我々が一番乗り、
なんと風花がチラホラと舞っている寒い朝であるが
天候は良くなる気配がしていた。
新雪が数センチほど積もった路肩をよじ登って
尾根の取り付きへと向かうとスパイク長靴にカンジキを履いた足の下で
今日の雪質が予測された。
午前中に下山すれば堅い雪面の状態で歩きやすいと。
最初の急斜面をカンジキを蹴りこむように登り終えてから
約1時間の急峻な尾根を一気に登るのだが、ここが一番の汗かき場。
頂上直下の急な尾根までは緩くて広い尾根歩きが続く。
<<樹氷 3態>>



右手に荒沢岳の姿を見ながら樹氷がキラキラと輝くブナ林の中を
幾度か登下降を繰り返して例年ブッシュが出始めて通過に難儀する
最後の急斜面を目前に再度、コース選定を確かめるのだが
新たに積もった新雪が雪庇状に張り出して危険な匂いがする。
案の定、小生が新雪に隠れた割れ目にすっぽりと嵌ったが
なんとか枝をつかんで脱出。
あとで聞いたら遅れて歩いていたN島氏も別の場所で嵌ったらしく
下山時に確認したら小生の割れ目よりも大きな落とし穴がすっぽりと
空いていて無事に脱出できたことを感謝した。
一度脱いだ防寒着を再び着用したり、グローブの指先が寒さでピリピリ
したりで思わぬ寒さで汗もひっこんだが風が冷たくて鼻水が垂れてくる。
<<エビの尻尾候補>>

危険な場所を通過すると最後の急斜面は吹きさらしの堅い雪で
カンジキの下でギシギシと快い音がする。
3時間を少し切るタイムで山頂部に到着、写真を撮ったり
S氏の沸かす珈琲を飲んで温まったり軽食を食べたりで遅れている
N氏の到着を待った。
下降はいつものように速いスピードで飛ばす。
後続のグループと次々にクロスしたが「未丈ケ岳」を一泊でめざす
カップルや山スキーで歩いてくる人たちやけっこうな賑やかさだ。
ついに「駒ケ岳」は山頂が見えなかったが「荒沢岳」は
屏風のような岩壁を見せ付けて圧倒していた。

最後の急斜面はカンジキやスノーシューを脱いでツボ足で
腐りかけた雪を踵制動しながら駆け下りた。
 

浅草岳から北岳周回(2)

前岳から「鬼ケ面」方面へは夏道が出始めたブッシュ帯を
北岳目指して一度下らねばならない。
<<まさに鬼の面のような急峻な岩壁>>

しきりに「鬼ケ面」の急斜面から落ちるブロック雪崩の音に
驚きながら眼を見張ると狭いルンゼに雪が流れ落ちる場面を
見ることができるのだが、音が若干遅れて届くので発生時の豪快な
瞬間は見れない。
出来るだけブッシュ帯を選んで歩かないと雪庇を踏み抜きかねないので注意して下り、写真撮影に没頭する2人を残して先に進んだ。
<<北岳の雪を湛えた山襞>>

大斜面を一気に踵制動で滑り降りて「北岳」へ登りなおす。
雪が緩んでいるからいいものの早朝や少し前の時期ならばきっと
アイゼンなしでは歩けない急斜面をスパイク長靴で直登すると
あっけなく山頂直下の平坦な場所に着いたので2人を待つことにして
20分ほどザックを下ろしてのんびりとする。
<<これから下る尾根>>

3人そろったところで早めの昼食となって暖かな陽射しのなかで
ゆるりとした一時をすごす。
さあ、長い下りが始まるのだが3人3様で足元を揃える。
アイゼンからスノーシュー、アイゼン+輪カン、スパイク+カンジキ
正午を過ぎた雪はだいぶ腐ってきたが、ムジナ沢を挟んだ浅草岳への
我等が辿ったコースを登ってゆく人たちの姿が見えて風にのって話し声がする。

下りのペースは速いのだが所々に亀裂が入った場所もあって
コース選定がけっこう大変。
最後の急斜面の手前で最後の小休止となって腹ごしらえをしてから
左手にブナの大木が広がる斜面を横目に
登りでは1時間かかる斜面を15分ほどで駆け下りた。

この地域の残雪時期には過去に何度も訪れたのだがこのコースは
初めてで次回は北岳のみを狙った山スキーもいいかもしれない。
<<GPSレコーダーが分割された・・・>>

浅草岳から北岳周回(1)

ひょんな事で好天の浅草岳界隈を歩くことになった。
週末は荒天になる予報なので前日の金曜日に北岳にゆくつもりでいた。
Y画伯に話したら小千谷のH氏からも電話で誘われていたらしく
3人で行こうという事になった。

5:30に自宅を出てから車中で「浅草岳」から「北岳」への
周回コースを歩くことになったが、小生の体力が心配・・・
大白川の大自然館前に着いたのが6:30前、
すでに数台の車が道路わきや駐車場にあった。
Y画伯の知り合いが道路わきで出発準備中で彼は黒姫にスキー登山とのこと。

さて、駐車スペースの真横から雪上歩きが始まり
すぐに杉林のなかを標高を上げて登高を続けると汗が噴出してきた。
ウィンドブレイカーを脱いで半袖Tシャツの上にベストのみで
暫く歩いて尾根に出たあたりで休憩、約90分の歩行であった。
稜線のむこうにカヘヨノボッチの頭が見えるのだが
まだまだ遠い感じがする。


さらに尾根伝いに歩き続け、ボッチが目前に迫ってくると
風の勢いが増したような気もする。
ボッチの手前で右側に迂回する途中で片足が亀裂にはまった。
亀裂はかなり深く脱出するのに時間がかかってしまい、やや焦る。
写真撮影で遅れて歩いてきた2人を振り返るその時に
轟音がしてボッチ北側に張り出した雪庇が崩落する場面を見た。

かなり気温が高くなってきているし、この時期はこんな現象は
よく起きるわけで、今年は特に雪の状態がゆるくて雪崩が多い。
先日の大岳で行方不明になっている単独男性も大岳の雪庇崩落に
巻き込まれたのではないかとの話がある。
ボッチから前岳までは広くてゆるい斜面が続いているが
雪は柔らかくなってきて一歩踏み出すたびにブスブスとぬかる。
浅草岳山頂までは行かずにここから北岳方面に右折することになる

「大力山」山ノートページ分割

一冊分の全体表示はかなり容量が大きいので
以下に各ページ毎のリンクを設定しました。
興味のある方はどうぞ・・・・2冊目はいずれ
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雪解けは確実に・・・

3月最後の大力山ということで31日(日曜日)に
大力山をこよなく愛する3人組は9:00に登山口に集合、
雪解けがすすむ残雪の踏み跡をたどった。
神社を過ぎて鉄塔までの間は例年、最初に土が出る尾根である。
早くも夏道が現れてきて乾き始めている、迎春花のイワウチワや
イワカガミの姿が現れてきた。
この時期は樹木の根っこ付近を歩くときは要注意で
ズボッと雪を踏み抜いてしまう事が多くなる。
なるべく雪の堅い部分を歩く為に眼をこらしてコース選定
するのであるが、概ね先行者の跡を歩くのが楽なのだが
それでもまれに踏み抜いてしまう。
雪の下からは次々とマンサクの枝が現れて花を開いてゆく、
そして、なにやら種類の違うものがあるらしい話を聴いていたが
R太郎氏はその「紅いマンサク」を求めてキョロキョロしている。
なかなか個体識別ができずに休憩舎に着いてしまった。
なんと先行していたのは「コバイモ夫妻」であった。
しばし歓談をしている間にS氏は珈琲の用意をしてくれて
すっかり雪の中から姿を現した休憩舎の中で熱々を頂いた。
下山時はかなり緩んだ雪の中を飛ぶように歩いて
登山口に着いた頃に雨が落ちてきた。
この雨でまた雪解けが進む、春は確実に進んでいる・・・
<<休憩舎に設置した『山日記』の1冊目を回収してPDFにしました>>
<<けっこうボリュームがありますが・・・・>>
ここをクリック大力山山・山日記