月別アーカイブ: 2013年8月

常念岳から蝶ケ岳縦走(補足)

ストレッチのおかげか、それとも蝶からの下りの道がよかったせいか
恐れていた筋肉痛は皆無、今後もさらに真剣にクールダウンすべきなのだろう。
先ほど「ヤマレコ」を見ていたら同じコースを1日前に歩いた人の報告があった。
やはり雨に悩まされながらの歩行であったようだが
三股から「常念」へのコースは相当にきついのが有名なことを
知らずに取り組んでおられたようである。
我等は事前に知っていたし、結果的にはそれほどのダメージは無かった思う。
自分自身は急登の連続のほうが精神的には楽な気がする
(ダラダラとした長い水平歩行や登下降の連続は苦手である)
彼らが犯した常念から蝶槍への従走路中の最初の下降でコースアウトも
恐らく同じ場所だと思った、いやむしろ彼らの踏み跡を辿ってしまったのか。
岩場に書かれたマークは確認しながら歩くべきと反省する・・・
今回は2人ともストックは持たずに登ったのが、このストックの必要性も
岩場の多さやコースによってかえって邪魔になるような気がする。
先回から新調した「スキンズ」のタイツと短パンで行動したが
従来のワコールのCWXに比べてやや締め付けが弱いものの不都合はない。
このところトップは長袖のスキンズに半袖のTシャツ、
この時期の早朝の歩行時以外には不便も感じない、むしろ暑いくらいか
汗を吸収して即乾性のある素材だから真夏でも長袖のほうが良いようだ。
8月が終わればそろそろ秋の安定したシーズンが始まる。
乾いた空気や澄み切った青空、紅葉の彩り・・・
次はどこの山を歩けるのやら・・・

常念岳から蝶ケ岳縦走(その3)

夜中に何度か目覚めた、暑さのせいである。
毛布1枚に掛け布団1枚はやりすぎだったのだろう。
足元半分を毛布のみにして再び眠りを貪って、気づいたら日の出時間である。
早いグループはすでに出発の準備をしたり、出発している様子。
やや寒いものの穂高連山を見渡せば小屋の在る場所が明るく点滅しているのが見え、
北穂小屋、槍の肩の小屋がひときわ輝いている。
相方のS氏は夜半にも起きだして星空を見に出たらしいが月の明かりで
期待したほどの満点の星が見えなかったとの事。
夕食も朝食も5:30からの開始なので食堂の前に陣取ってほぼ先頭での入室、
起きたばかりでよく食べれるものだと思うほど食欲をそそる湯気を出しているご飯、
あつあつの味噌汁、1プレートではあるがおかずも残さずに頂いた。
我等が座ったテーブルはすぐにご飯のお櫃がカラになって、おかわりしたほど・・・
食事を終えればいつでも出発できる用意をしてあったので6:00前に小屋を出た。
すっかり全容を露にした穂高から槍までの連山を再びパノラマに撮り終え
「蝶ケ岳」の山頂を踏んでから三股への下降点に向かう。
<<左から西穂、奥穂、涸沢岳、北穂>>

<<左から南岳、中岳、大喰岳、槍ケ岳>>


想像以上に快適な登山道で、こちらのコースを利用する登山者が多いことは
なるほど頷ける。
膝への負担が少ない道の切り方で歩みは順調で、ぐいぐいと下降する。
森林帯は陽が差し込まずに日中は涼しそうだから真夏の歩行も快適だろう。
「まめうち平」の手前で我等が起き抜けに出発準備をしていた団体をパスした。
10人を超す女性が多いグループは遠くからでもその賑やかな声が響き渡って
ヘタな「熊笛」よりも効果がありそうな気がする。
「あの会話のエネルギーが歩行に使われればどんなに良いことか・・・」は
相方の独り言。
<<ヒャーまさにゴジラ>>


月曜日の朝であるが単独、ペア、グループとつぎつぎと登山客が登ってくる。
三股から常念岳への登山道で会った人数に比べたらなんと多いことか・・・
力水の水場を過ぎ、つり橋を渡ると登山口はほど近い。
駐車場には例の団体様御用達のマイクロバスやタクシーが数台待っていて
マイクロのドライバーが最初に降りてきた我等に団体をパスした位置を聞いてきた。
工事規制中で時間的に解除される10時までに到着するだろうかとの問い、
なんとも答えることができずにまあ、何とか努力するのではと答えたが
結果は我等が出発した後のことなので知りようがなかった。
10時までは十分に時間があるので湯を沸かして珈琲を2回も淹れて
甘いラスクを頂くと疲れが癒えてゆく。
タクシーが出発したので我等も後を追ったら、なんと登りの車に出会う。
なぜか工事規制が解除されたらしい、ラッキーである。
多くの登山者が利用すると言われている有名な「ほりでーゆ四季の郷」に直行して
立派な温泉施設で汗を流していると次々と登山者が到着して露天風呂では
山の話をしたり、着替え室ではザックから着替えを出したり大賑わい。
滞在中に団体客は到着しなかった。
気温が上がってきた安曇野の里を後にして灼熱の「魚沼の里」に向かう。
エアコンの効いた車内からどんどん上昇する車外気温を見ながら
うんざりとして、はたして魚沼は34度の一番暑い時間帯にたどり着いた。

常念岳から蝶ケ岳縦走(その2)

時折ガスの間から「蝶槍」の姿が覗えるのだが
その手前の森林帯などが間にあって見た感じがかなり遠い。
食事を終えたから体力はっや戻ったものの、
残りの縦走路をモチベーション維持できるかどうか少し心配・・・
<<ガスが湧き上がる従走路>>

まずは大きな花崗岩の岩場を下り降りるわけで、
注意していたのだが1ケ所のマーキングを見落として旧道らしき道に迷い込んだ。
視界が良いから助かったものの軌道修正のためにガレ場をラバースして
なんとか正規の登山道にたどり着てまずはホッとした。
不思議とそんな場合はアドレナリンが湧き出して疲労感は霧消する、
ガレ場を過ぎると針葉樹の樹林帯が始まって、草原が見えてきた。
<<振り返ると常念岳が・・>>


MAPではお花畑とあったが、初夏の花のシーズンは過ぎてしまて、
わずかにフウロウの花とアザミ、なんとも鮮やかなトリカブトの群生が目立っている。
樹林帯はどうしてもぬかるみが多くなって足元が気になる。
本来ならば右側に穂高連山が連なる雄大な風景が広がって見えるのだろうが
分厚い雲が山々を覆っていて何も見えない。
<<まだまだ遠い蝶槍>>


何度かの登下降を繰り返してようやく「蝶槍」の基部にたどり着くと
時折薄日が差してきて気温が上がってきたので給水休憩の時に雨具を脱いだ。
さて、ここが本日の最後の急登である。
30分で登りきれるかなと思いながら先行する3名をパスしてピークに立った。
団体の登山客が占有している山頂部にはさほど興味はなく、
手の届く距離に見える「蝶ケ岳ヒュッテ」に向かって歩き出すことにする。
S氏はさきほどの登りあたりから急にペースがあがってきて
斜面を駆け下り、ともすれば小走りに従走路を先に進んでいったが
小生はあくまでもマイペースでゆるい最後の登りを楽しみながら
赤い屋根の「蝶ケ岳ヒュッテ」に到着した。
チェックインを終え、ミニ宴会の準備をしてから「穂高ビュー」の
ベストポイントであるテーブルに陣取ってまずは缶ビールで乾杯!
やがて隣の若者カップルと日本酒の話、ギターの話しなどに花が咲き
ワインのボトルから始まって日本酒のパックへ・・・
<<ようやく見えた槍ケ岳>>


夕食の5:30前にはかろうじて「穂高スカイライン」が見え始めた。
夕食は初回のグループになって1プレートに盛られた料理を楽しみながら
そそくさと食べ終えると1区画(max3名)に2名の恵まれた環境エリアで
敷布団1枚、毛布、掛け布団2枚というなんともすごい寝具に驚く。
前夜が睡眠不足のせいかすぐに寝付いてしまった。
(宴会テーブルでお話ししたアドレスは以下です、連絡ください)
「info@uonuma-slowlife.com」

常念岳から蝶ケ岳縦走(その1)

今年の夏山の最後をどこにするか悩んだ末に選んだのが
北アルプスの穂高から槍の全容が見渡せる従走路だった。
天気予報と時間の関係で土曜日移動、日・月の山行になったことは
結果的に良かったのかもしれない。
土曜日の午後、ゆったりとしたスケジュールで魚沼を出発して
一般道を飯山まで走ってそこから高速で安曇野・松本方面へ向かう。
予定どおり北塩尻で降りて24時間営業の健康ランドで仮眠、
1時半に起きて2時にはそこを出て、再び安曇野ICに向かって高速に乗る。
安曇野市内のコンビニで食料を調達して一路、
三股駐車場まで深夜のアプローチを走る。
道路を横切るリスか野うさぎ、路肩で愛くるしい眼で車を見つめる子キツネ、
夜の山道でよく出会うシーンである。
心配された駐車場の混雑は皆無で20台ほどの車が居たのみ。
夜明けまではまだ時間があるので車中でうとうとしていると屋根をたたく
雨音にイヤなムードになったが通り雨ということで自分を納得させる。
それから数台の車が到着していよいよ気分は高まってくる。
4時半を過ぎると明るくなり始めたので装備を整えたのちに
コンビニで買ったサンドウィチを食べて、いざ出発。
駐車場から10分ほどで管理棟のある登山口、登山届けを提出して
蝶と常念への分岐を右手の常念にむかって急登を歩みはじめる。
尾根まではつづれ折れのジグザグ道で高度をどんどん稼いでゆくが
ついに恐れていた雨が降り出してきた。
まずはザックカバーのみで凌いだもののやがて雨具を着る判断をする。
雨のことは想定外でスパッツは持参しておらず
雨具から靴に流れ込む事を心配していたら憂鬱になってしまう。
このところ雨の中を歩く経験は味わっていないが
低山では雨具着用からくる蒸れることをきらって雨具着用のタイミングを
遅くすることが多いのだが、高山では雨や汗で濡れることで体温の低下が
心配されたが、今回は汗は心配したほどかいていないので
体温低下しないようにゆっくりとしたペースで歩き続けることにした。
また、ホームセンターで買った農作業用グローブも体温低下をセーブしてくれる。
濡れたグローブが体温で温まり層をつくってくれるからだろうか・・・
尾根道に出るとぬかるみが目立つようになり靴の事も気になるが
2207ピークを過ぎると前常念への花崗岩の岩場歩きが始まった。
雨はやや小降りになって心配した岩場のスリップも花崗岩のせいか
グリップ力が強く、スタンスは安定して高みに体を持ち上げる。
よくあることであるけれども初めての山では目の前にピークが
次から次に現れる、その偽ピークを目標のピークと期待してしまう、
そして違っていると疲労感が一層、増加してしまうということなるのだが
それを体が知っているので黙々と一歩を進めることに専念する。
やがて石室のある前常念岳に到着、ここから1時間弱で常念岳の
山頂に立てるのだが右手の鞍部には「常念小屋」の屋根やテントが見えてくる。
8合目で小屋からの道と合流して最後の登りが待っていた。
ようやく山頂に到着、5時間はかからなかったがけっこうなアルバイトであった。
雨は上がったもののガスがどんどん湧き上がってきて視界は悪い、
風が吹いてくると汗に濡れた体がかなりの寒さを感じてしまう。
湯を沸かしてくれたS氏からカップに湯をもらってチキンラーメンとお握りで
早めの昼食と恒例の熱い珈琲でやっと体が温まってきた。

男体山 追加情報

山頂でお会いした方が自らが作った「男体山」の資料(写真)を頂き、
且つ初めて登ってから90回を超えた事や1日に2回登る話題や90歳近い方が
1000回を超えた登頂記録を更新している話を聞いた。
単純に往復5時間として2回ならば10時間、多少は疲労度を考えたら12時間は
かかっても不思議ではない事なので頭が下がる。
<<宇都宮から来たTさんの写真>>

そしてその方が教えてくれたライブカメラの静止画撮影時間と位置関係を
意識して、その場に居た数人がポーズをとった写真。
<<ライブカメラより>>

<<復活したGPSレコーダー>>

涼を求めて男体山

昨夏は「日光白根」を登ったときに菅沼付近の冷気に驚いた事を思い出して
今年はその山頂からよく見えた「男体山」へ登ることにした。
深夜の2時に起きて3時にはS氏の運転する車で沼田=>金精峠=>戦場ヶ原=>
中禅寺湖と走り
なんとか二荒山神社の駐車スペースに車を停めたのが開門前の6時少し前。
半そでのTシャツではやや肌寒い16度の気温、思わず用意してあった長袖に着替えた。
この時期に肌寒いとはなんと贅沢な環境であろうか・・・・・
入山料を払い宮司から注意事項を聞き終えると大きな鳥居をくぐってまずは鬱蒼とした
針葉樹の林を暫く歩くと工事用の舗装道路に飛び出す。
まだ冷気は漂っていてようやく現れた広葉樹の梢から差し込む日差しが暖かい。
4合目からは本格的な山らしくなるが調子はすこぶる良い。
千メートルの標高差をほぼ直登するわけだからかなりきついのかなと思ったら
あっという間に8合目に着いて最後の火山礫の歩き辛い斜面もさほどの
苦労なくのぼりきった。3時間を切る好タイムが出たようだ。
涼しい時間帯に歩いたおかげだろう、たいした疲労感も感じないで登り終え、
かなり早目の中食を食べてから恒例の珈琲を頂く。
眼科には中禅寺湖、正面に日光白根山、遠くには富士山すら見えている。
ライブカメラの前でポーズをとってから下山にとりかかる。
次々に登ってくる登山者とクロスしながら正午過ぎには登山口に着いた。
奥日光湯元温泉で硫黄たっぷりの源泉かけ流し温泉で汗を流して
再び35度の猛暑が待っている魚沼の里に向かった。
高原の爽やかな空気と別れるのが残念でああったが・・・・

銀の道・登山道整備

今年の「平ケ岳」荷上げ作業は北海道遠征の為に参加できなかったので
知人から「銀の道・草刈り」ボランティアの話があったときには快諾した。
昨年の「下権現堂山・草刈り」を行った同じグループの主宰である。

5:00に「湯パーク」駐車場に総勢25名のボランティアが集合、
各自に2Lのお茶とお握りが配布されてマイクロバスに乗って一路
「駒の湯」入り口にある「銀の道」登山口へ向かう。
5班に分かれて4、3、2、1と順次スタートして作業開始地点に向かう。
5班は遊撃隊、またチェーンソー部隊も居る前回と同様な体制。
各班とも草刈機要員と片付け要員の組み合わせで、小生は1班の片付け要員。
2合目の手前から刈り始めて未明に降った雨が濃密な湿度を醸しているなか
シャツはすぐに汗で濡れ始めるが、曇天が幸いして直射日光には刺されずに
深い緑と深欝としたブナ林のカーテンの下で黙々と作業を続ける。
8合目付近で先行していた班に追いついたのでそこで遅い昼食にする。
もうそこからは刈る作業はないので、9、10合目を目指して歩くのだが
20分ほどで10合目の明神分岐に到着した。

6時から始めた作業は10合目の明神神社に着いたのが14時30分頃になっていたから
約8時間半の行程になってしまった。
用意したスポーツドリンク2Lはほぼ飲み終えて、配られたお茶も1/3ほど飲んだ。
心配された熱中症にもならず、登り終えても気力・体力とも充実している。
枝折峠では28度の気温と湧き上がるガスの冷気に体をクールダウンさせながら
送迎のマイクロバスを待った。
2名の男性がハチに刺されたもののスズメ蜂ではなく、
足長だったらしくショック症状も出ずに無事に作業を終えた。
解散後に行われた「慰労会」では和気藹々と奉仕活動の成果を慰労した。






盛夏の大力山

2週連続しての週末の大力山トレーニングは
北海道から帰ってきてから平常化した週末の出来事であるが、
さすがに朝の7:30とはいえ気温の高さと湿度は登山にきつい。
休憩舎に着くとシャツはいつもの倍ほど汗に濡れているのが
それを物語っている・・・
前回に続いて「西瓜」をカットしたものをプラ容器から出して
むさぶるように食べてから珈琲タイムとなる。
さすがに先週同様、この時期に登ってくる人はいない・・・
登るときに見つけた合目標識を話題にしながら下った。
5、7、9しか見つけられなかったが。

昆虫食

薪割りに適切な季節にいろんな雑事に追われた事や
雨が続いた事などで半分ほど残ったコロの山にようやく手をつけた。
「立秋」をすぎてやっと天候が安定してきたのには驚くが
確実に地球規模で天候異変が起きている・・・・

薪割り機のエンジンは順調に作動して作業開始、
1時間ほどで山が半分になったが全身汗でびしょ濡れになった。
朝から雲ってたから作業をしたのだが太陽が出てきたのと
熱中症に注意して作業は終了して残りは夕方にすることにした。
ヒマヤラ杉、ナラ、ケヤキ、いずれも割れ方は順調で
期待していなかった「カミキリムシ」の幼虫が4匹ほど出てきたが
1匹は体に傷がついて死んでしまった。
残りの3匹はありがたく晩酌の肴になるわけで、
最近話題になっている「昆虫食」であるが
昔からの探求者としては至極の食材として扱った。

懸念していた遭難・・・

北海道から帰ってきてすぐに今回の遭難事故があった「駒ヶ根」付近に
仕事で行っていた。
日本全国にある「駒ケ岳」のうち中央アルプスにある山で
ケーブルがあったりして観光客が多い山でもある。
どこの山でもケーブルがあればアプローチや下山が楽だから登山者も利用して
核心部の山歩きを楽しもうとする気持ちは大いに理解できる。
小生も一度、春スキーを楽しみに登った記憶があるが「宝剣岳」までは
簡単に登ることができたものの、そこから先は登山の準備をしていないし
すぐに戻った。
さて、先般「黒岳」で懸念した外国人登山者・観光客の装備に関しては
決して日本人が除外されるわけではなく相当する日本人登山者も多い。
雨具と称してビニールの簡易合羽はないだろうし、2000m級の山では
夏でも防寒着は必須であると思う。
雨に濡れても、それなりの衣類であれば体温の低下は防止できるし
乾いた衣類や防寒着があればなんとかなる。
特に今回の遭難者は高齢である、若い人のように体力もアドレナリン効果も
なく低体温症で亡くなっている。
数年前のトムラウシ、最近の白馬岳の事例があるのに・・・
天候が良ければ最高の縦走だったろうけども、(空木岳から宝剣岳を目指した)
撤退する勇気やエスケープ・ルートでの下山で危機回避はできる。
自分がそんな状況に出会った場合の事をよく考えてみた。合掌