月別アーカイブ: 2013年10月

もうすぐ11月

台風による南からの風で一向に晩秋の気配がなかったが
この数日はようやく朝晩の冷え込みがそれらしくなって
里山にキノコの姿を求めて歩いてみたがボウズ・・・・

それでも知り合いの柿を採って良いとの認可を得て
漸く晴れた今日は朝から高枝ハサミを振り回して柿もぎ、
300個くらいは採ったかな。
まだ青いものがあるが明日の夜には皮を剥いて干し柿作りが始まる。

日本酒の温燗が恋しくなったと同時に熱い日本茶を飲むようになった。
冷たい麦茶からの切替が難しいタイミングだけど
最近はマイ・テルモスは熱い日本茶が常に用意されている。
そんな日々のなかで今年の北海道遠征で購入した「蕎麦茶」を発見、
それも蕎麦の有名産地の「幌加内」産の蕎麦茶だから美味い。
「蕎麦茶」を出す蕎麦屋も多いけどもやはり「蕎麦茶」は淹れ立てがいい。
あの香ばしさは「ほうじ茶」に匹敵する。

もうすぐ雪が降ってくるのかな?

秋の味覚

「ウオヌマコシヒカリ」の収穫もほぼ終わり
トラック満載の米袋が貯蔵庫に向かう台数も減った。
畑の収穫物も様相がすっかり変わって根菜類が増えて、
サトイモ、サツマイモ、大根、ゴボウが百円野菜のコーナーに並ぶ。
恒例の「アマンダレ」だけはR太郎氏が採ったものを食べて以来
自分の眼で目視してはいないのが残念。
それでも先日、ポイント調査でようやく「ナラタケ」の幼菌を発見し
その近くで「ウスヒラタケ」を数個採取した。
そして友人があまり人が入らない深山で採ってきた「ブナハリタケ」や
「ヤマブシダケ」を戴いたので調理する。
「ブナハリタケ」は香りが濃厚でまさに秋を食べている気分になる。
「ヤマブシダケ」は山伏が付けている房状の飾りと似ているから
ついた名前らしいが、裂くと見事に房が縦に解れて歯ごたえが快い。
「ウスヒラタケ」は栽培物の「ヒラタケ」に一番似ていて、
どんな料理でも合う気がする。
「駒ケ岳」と「中ノ岳」が初冠雪して「薪ストーブ」にも
2日間ほど火を入れた。
日本酒の温燗が美味しくいただける季節になって
秋の味覚を楽しみながら長い夜を過ごせることに感謝!!

駒の湯から駒ケ岳、そしてグシガハナへ下降

3連休の最終日は100%快晴の予報を確信し、
2つの用件をこなす為に「駒ケ岳」に登ることになった。
機会があれば一度は行きたいと思っていた「グシガハナ」訪問である。
Y画伯から電話があって、懸案の2つの用件を済ますために「駒ケ岳」に登らねばならず、
それならば「グシガハナ」に足を延ばそうという話が連休前に出来ていた。
出発前日に水無川の上流にある森林公園駐車場に軽トラを運んでおき、
当日は「駒の湯」から登って「駒ゲ岳」を経由して周回する計画である。

1つ目の用件は同行するY画伯の某放送局による山中での取材インタビューで
10:00に「百草の池」で待ち合わせというスケジュール、
2つ目は「駒ケ岳」の登山コースを紹介する某雑誌の取材用の写真撮影と
実際の歩行記録を取るためである。

4:00に起床し軽い朝食、5:30にY画伯を乗せて「駒の湯」まで走って6:00出発、
連休と天候からみて駐車場は混んでいるのかなと思ったら2台停まっていたのみだった。
やや肌寒いなか、歩き始めるとすぐに吊り橋で床板が濡れて滑るのが不快だが
もっと怖かったのは腐れ始めた板が気になったことである、踏み抜いたら・・・
久しぶりの「駒ノ湯コース」であったが綺麗に刈り払いがしてある。
30分ほど歩いて羽織っていたヤッケを脱ぎ始める頃には
右手に見える駒ケ岳に朝日が差し込んで、なかなかの風景を見せてくれる。
今回は後姿の写真モデルも仰せつかっていて、何時もの手ぬぐい鉢巻はやめて
帽子にしてほしいとの希望なので流れ落ちる汗はタオルで拭った。

ブナやナラの大木が連なる森林帯は陽があたらずに
「枝折峠コース」に比べたら真夏でも涼しいのだろうなと思った。
豊富なドングリの実は靴の下でブツブツと音を立てるほどで
これならば今年はクマも下界には降りてこないかなとか
ナラ枯れの大木や舞茸の話など世間話をしている間に
やがて「栗の木の頭」に到着。
付近は名前どおり「栗の実」が散らばっていて何本かの「栗の木」が生えている。
ここで給水休憩、ザックを降ろして汗をぬぐっていると
年配の単独男性がパスして行ったがすぐに彼も
休憩に入ったのでまた我等が先行することになった。

快適な森林帯の歩行を続け見晴らしの良い場所に出ると
「小倉山」のピークが見え始め、
「枝折峠」から連なってくる尾根が左手から迫ってくる。
Y画伯と山仲間が3年ほどかけて開拓した「Y山新道」が
今ではメインの山道になってしまったと云う話しを聴きながら
「小倉山」のピークを過ぎて「枝折峠」からの道と合流点に
あっけなく出てしまった、不思議なことに人影はない。
さてここから約束の「百草の池」までは40分くらいで着く。
何人かの登山者をパスして池のほとりで小休止する。
だいぶ余裕をもって到着したので小生は先に出発して
小屋で待つことにして再び歩き始める。
前駒を越えたあたりでディレクターに出会ったので
Y画伯が待っている旨の話を伝えて最後の急斜面を登り終える。
小屋前の休憩場所に着いたら多くの人たちが寛いでおり
さすがに紅葉時期の連休であることを再認識する。

湯を沸かして早めの昼食をしていたら小屋の管理人がやってきた。
小屋番は残雪期の大力山でよくお会いするTさんで、
しばらく山の話や登山道整備の話しをしていると奥さんが山頂散歩から降りてきた。
彼女も午後からTV放映用の取材が待っているらしい。
一緒に珈琲を飲みながらのんびりとしていると漸くY画伯が到着。
彼の昼食が終わるのを待っていよいよ「グシガハナ」へと向かうことになる。

さすがに連休最後のこの時間では「中ノ岳」方面への分岐路に入る人はいない
前方に2人連れの姿を確認したが彼らはどうも我等と同じで「グシガハナ」方面
への道を辿っているようだ。
「中ノ岳」への従走路から分岐してゆるやかな笹原を下り始めて
「グシガハナ」のピークに向かう。

笹原に隠れた階段は腐葉土に隠れ訪問者が少ないことを物語っている。
天空の展望台に近づきつつあるのを感じつつ「グシガハナ」ピークに到着、
振返ると左手の「ブナツルネ沢」から突き上げた岩場が「駒ケ岳」山頂へと至り
右手には「天狗平」を経て「中ノ岳」へ
向かう幾つかのピークを越える従走路が連なり、
さらに従走路は難所とされる「八海山」へと延びている。
そして正面には八海山の峰々とそこに幾筋もの沢が岸壁となって
聳え立って強烈な勢いで迫ってくる。
まさに魚沼三山のど真ん中に自分が立っているのだという事に気がつく。




360度、カメラのシャッターを切りながらY画伯の姿、
彼にとっては何百回となく通い続けたポイントなのだろうが
小生はそのスケールの大きさに圧倒されて「グシガハナ」のピークで
しばらく休憩していた。
さあ、これからが本番で、限りなく急峻な下降が始まるのだという。
危険な場所は無いというのだが、転倒して尾根から外れたら
そのまま奈落の底に直行になるような痩せ尾根、
それでも稜線にはツガの根や潅木の根が張り巡らされているし
視界を潅木の枝がさえぎって谷底は見えないから恐怖感は無い。
何箇所かツガの大木が山道を塞いでその幹が不思議な形であるが
大自然に対峙する樹木の逞しさを感じる風景でもある。
途中でネズコの木が現れてくると
だいぶ標高が低くなったことを感じる。
振返ると「グシガハナ」のピークは姿を消し、下降してきた急な尾根しか
確認できないほどの急下降である。

やがて大きなブナ林が広がる樹林帯に到達する頃まで
斜度が緩やかになる事はない。
いくぶん傾斜がゆるやかになったブナの根元で給水休憩をして
半分くらい降りたとの話しをしていたが、
すでに駒の小屋を出てから3時間は過ぎている。
まだまだ下降は続くわけで、弱点である足の指全体が登山靴の中で
悲鳴をあげ始めており、足の平部分も痛み出した。
まあ、最近は靴擦れ、足の指先の血豆なども無いから安心だけれども
60kを越えた自重と荷物の重さに膝や足首、指先が耐えているわけで
あくまでもペース配分に留意して急がず、送れず歩み続ける。
「力水」の看板を越えると「3号目」だと云う。
渓谷の水音がするものの尾根は真っ直ぐに、まだ急な角度で続いている。
「もうすぐ、もうすぐ」とY画伯は云うのだが、まだまだ続く。

ゆっくりと歩いているので疲労感はないものの
ただ長く続く下降にいささか飽きてしまっているわけである。
足元が気になって風景を眺めている余裕がないのが残念、
「急勾配」の登山道は登りが楽である、どうも下りは苦手だ。
右手からは駒ケ岳から流れ出る「モチガハナ沢」の渓谷、
左手からは八海山の「デトノアイソメ」から来る渓谷が合流するのが
十二平であって、そこまで尾根の先端で延びていて
それに沿って急な登山道が切ってある。
最後の斜面を横に歩き始めたら突然に十二平に飛び出した。
もう急な下降はないが駐車場まで1時間弱の車道歩きが始まる。
数年前の豪雨で水無渓谷はもちろん十二平までの車道も一部が欠損し
長い車道歩きなしでは「グシガハナ」への取り付きは不可能になっている。
幾つもの尾根と水無川本流に流れ込む渓谷を越えながら
ダラダラと平場歩きだけれども、いつもなら嫌な車道歩きも
今回のような急下降のあとでは丁度良いクールダウンとなるのか、
まずは軽やかに歩みを進めて
工事現場が見え始めると長い日帰り登山の終了を喜んだ。

<駒の湯からグシガハナを越えて十二平までの断面図と枝折峠から小倉山までの比較>

<カシミールの3Dで見た駒ケ岳からグシガハナコースの地形図>

大力山・1.5回訪問

3連休の中日、週末に別宅に帰ってくるW兄い夫妻が
「ナツハゼ」の実を採取しに行くというので雨が上がり始めた頃を
見計らって大力山に出かけた。
珍しく長靴で登り始めたらやはり靴の中で足が踊って歩き辛い、
木の実を採取しながら登ってくる夫妻をあとに
雨上がりの登山道を歩いていたら、フナクボ手前の「アオハダ」が
倒れ掛かっているのが遠眼に見えたが、果たして近寄ってみたら
「アオハダ」の後に生えている「ナラ」の木が2つに裂けて片方が
寄りかかって道路を塞いでいるのだ。

神社の駐車スペースに新潟NOの車が停まっていたから先行者は
これを越えていったのかと思いながらW夫妻の到着を待つ。
(W兄いがナタかノコを持っているのを見ていたから・・)
やがて到着した彼からなたを借りて枝を切りつけたが間尺が合わない。
下山してチェーンソーを持ってくることにした。
車に戻ると先行者が降りてきた(偶然にも知り合いのI氏)
やはり乗り越えたり、潜って通過したとの事。
戻って背負子にチェーンソーを括り付けて再度登った。
今年はこれで2回目のチェーンソーの出動である、
赤い実が沢山実っている「アオハダ」の枝もかわいそうだが
切り落とさざるを得なくR太郎が残念がるだろうと思いながら
5分ほどで何本かの枝や避けた幹を排除した。

背負子とチェーンソーをデポして頂上に向かったら
「西福寺」から縦走してきた年配の2人組が休憩舎に
到着するのと同時くらいで、しばし談笑。
虫野に戻るのにタクシーを呼びたいと云っていたので帰宅したら
調べて携帯に連絡しましょうと伝えて下山に取り掛かった。
正午をだいぶ過ぎた時間であるが、雨が上がったせいか
秋葉神社の手前で単独の男性とクロスした。

火打山・錦絵

100枚ほどの画の中から選びました。

紅葉の火打山へ

2008年の10月初旬に出会った「火打山」での紅葉が忘れられなかった。
当時は特に意識した時期の選定ではなかったが、
すでに「体育の日」が10月10日ではなく、休日扱いで
なくなってしまったから逆にその前後を選んだような気がする。
赤倉温泉に前泊して翌朝の始発バスで笹ヶ峰牧場まで移動してから
「火打山」を登った後に「黒沢池ヒュッテ」に泊まり、翌日は
「妙高山」を踏んで「燕温泉」に降りて汗を流して帰るという大名登山だった。
今回は未明に魚沼を出発して笹ヶ峰から「火打山」を日帰りピストンする
駆け足の「紅葉見物登山」である。
平日なので何時ものメンバーは参加できず、急遽「Y画伯」が
同行することになった。
天候は最初の台風が北上して去ったあとに次の台風が来る前の狭間に
できた1日だけの晴れ間を狙って、前週の情報をネットで得てからの
計画を立てたのであるが、
今年、最高の紅葉が見られるピン・ポイント日程と自負していた。
魚沼から小千谷、小国、柏崎を経由して高速にて妙高高原へ走り
さらに笹ヶ峰までジグザグの道路を標高を上げながらマイカーを運転する。
登山口前の駐車場にはまだ余裕がある状態だったが続々と埋まってくる、
さすがに紅葉シーズンである。
笹ヶ峰はまだガスが濃く、歩き始めた頃も森林帯は霧の中である。
以前に登った時に比べるとずいぶんと木道が整備されてあって、
あっという間に「黒沢橋」に到着する。
ここから十二曲がりを経由して急登が続くのだが
このところ毎週のように歩いているせいもあり体が軽い。
一度も休憩することなく「妙高山」への分岐まで歩いてしまった。
涼しさもあったのだろうか汗はさほどかいていない。

<<木陰から見えた北アルプス?>>

給水休憩をした後は大きな石がゴロゴロする登山道をダラダラと歩いて
やがて水平歩行になり始めると右手に開けた紅葉が見事な斜面が現れる。
そろそろ「高谷池ヒュッテ」が近くなった感じていたら
ガスがとれ始めた中に三角屋根のヒュッテが忽然と姿を現した。
数名の登山者がテーブルで食事の準備を始めていたり
数張りのテントが張ってある幕場でも朝の行動が始まっていた。
ガスが晴れ始めた「高谷池」の周りで数枚の写真を撮った後に
逸る気持ちを抑えつつ「天狗ノ庭」へ足を進めた。

最盛期ではカメラを構えた人たちで渋滞するあたりであるが
若い作業員が数名、木道を補修しているだけで人影はあまりない。
我等はそこで何度と無くシャッターを切り、立ち止まってまたカメラを構える。
やがて「火打山」や「焼山」の姿が明確に現れてきたのでさらにシャッターを・・・

それでも山頂は早めに踏もうと先を急いで「雷鳥平」を越え
最後の風化が激しい火山礫が敷き詰められた急登を登り終えると
かなり広い山頂部に飛び出した。
ザックを降ろしてウィンドヤッケを着込んでいる頃に遅れていた「Y画伯」が
到着して昼食を摂ることにした。
今回は「撮影登山」ということで1眼レフとコパクト・デジタルの2台
持ってきたし、気温が低いことを考慮して水も1.5Lのみの軽装備。
コンビニで買ったお握り1ケをテルモスのお茶で流し込んでリンゴを齧る。
山頂から時折姿を見せる「焼山」や日本海側に連なる頚城の山並みを
何枚か写した後に「黒沢池」まで足を延ばすことにして早々に下降。
「高谷池ヒュッテ」の手前で「黒沢池」方面へ登り返して尾根歩きとなる。
暑くも寒くもない最高の縦走路、時折日本海からの風が頬を撫でる、
尾根道は「黒沢池」の湿原手前で突然開けて目の前に「妙高山」の姿と
紅葉に染まった「黒沢池ヒュッテ」の独特の屋根が足元に見えてくる。
「黒沢池ヒュッテ」からは右手に笹ヶ峰に至る登山道のトレースが走り
クマ笹と広葉樹の見事なコントラストが展開されている。



まさに「桃源郷」のような風景が心臓を鷲掴みにして離さない。
名残惜しいが緩い斜面を下って「黒沢池ヒュッテ」の前に設置された
テーブルでしばしの給水休憩、小屋の入り口には「本日のチェックインは3時から」との張り紙を見て「食料の調達か草刈りかな・・・」と話題に。
さてここまで来ると帰りの時間が気になってくる。
たおやかな湿原の横を歩きながら夏の風景を思い浮かべて
また訪れる機会があることを願う。
湿原からはもう一度森林帯に登り直して「火打山」との分岐点に向かう
途中で「黒沢池ヒュッテ」の管理人と出会い、しばしの歓談、
また何組かのグループとクロスして下降ペースは上がるも
あまりに整備された木道の歩行はその堅さゆえに下りでは
かなり足への負担がきつくて憂鬱になる。
目標の時間ギリギリに駐車場に着いて笹ヶ峰を後にする。