月別アーカイブ: 2015年2月

日替わりの目まぐるしい天気

屋根に残っていた雪がこのところの暖気で
時折屋根から落ちてくる音がする。
いかにも春めいた事象であるが、まだ2月末である。
この1週間で道路脇の雪壁の高さがどんどん低くなってきたが
天気予報はこの先の1週間は暖気と寒気が日替わりで
日本列島を訪れてくるという。
ちなみに今日は新潟地方は「暴風雪」予報、
午前中は確かに強風が吹いて雪も降ったが今は小康状態。

明日から所用で上京するのだが大雪が降らないことを祈るのみ、
なにしろ帰宅した時に短い靴で玄関までたどり着くのは
あまり体験したくない悲劇なので・・・・

さて、悪天候の日は読書としているのだが
今日は愛読している小説誌に連載している
「葉室凛」の時代物を読んでいた。
題名は「辛夷の花」という。
彼の作品は「藤沢周平」を彷彿とさせる武士の物語が多い。
直木賞を受賞した「蜩ノ記」は映画にもなったから
観た方も多いと思われるが・・・・

「時しあれば こぶしの花も ひらけけり 
 君がにぎれる 手のかかれかし」(作者不詳)
その小説の中で上記の短歌を見つけて残雪の山で咲き始める
コブシの花を思い浮かべた。
先日の大力山では「マンサク」の花は見つけられなかったが
そろそろ春を待ちきれぬ花が咲き始める・・・

貴重な晴れ間、そして大力山へ

昨日の午前中は湿った雪がボサボサと降って、その後は雨になったが
今日の天気は9時から晴れの予報が出ているので
久しぶりに大力山詣ということで楽しみにしていた。
4時に朝刊を取りに出た時は冷え込みは予想以下で
道路の水たまりも凍っていないので雪の状態がやや心配であるが
朝食後にザックに熱い日本茶と珈琲(今日は単独なので火器は持参しない)
の入ったテルモスを2つ突っ込んで準備をする。

8時過ぎの駐車スペースには車が1台も居ない、
ガスはまだ濃くて冷たい霧が体に纏わりついてくる。
登山口からすぐにスノーシューを履いて登り始めたものの
クラストした表面の雪がズボズボとぬかって新雪よりも歩きつらい。
秋葉神社までにずいぶんと時間がかかってしまったが
杉林を抜けて稜線に出ると雪質はやや良くなった。
5合目を過ぎる頃にはクラストした雪の上に軽い新雪が数センチ
積もっているだけで歩行が快適になる。

濃いガスが漂うプラ階段手前の稜線

五合目付近ではまだガスの中

幻想的な風景

大好きな緩斜面のトレース

久しぶりのラッセルだけれども踝ほどの沈み加減で
歩行ピッチは順調である。
いつもなら苦労をする最後の急斜面は巧い具合に一気に通過、
大好きな休憩舎までの緩斜面をのんびりと歩いた。
休憩舎はすっかりと雪に埋もれて姿が見えないほどで
その近場にザックを下ろしてテルモスの珈琲でケーキを食べ、
日本茶で「文旦・砂糖菓子」を頂いてから下り始める。

下山時に足元から転がる雪まくり

緩斜面の途中でO嶋氏とすれ違いながら挨拶を交わし、
舟窪の迂回コース付近で若者2人とクロス、
舟窪手前の尾根で大きな穴に片足を踏み抜いて
慌てているところにやはり常連のご婦人と出会った。

右足が付け根まで吸い込まれた

まだ下界にガスが漂っているものの天気はどんどん良くなってゆく
駐車スペースに戻るとHSC(干溝スノーシュークラブ)のメンバーから
声を掛けられて驚いた。(最近、彼らの姿を大力山で見かけなかったので)
そろそろ雪山歩きが楽しいシーズンが近付いているのだろう
駐車スペースに満杯状態の車が停まっている。
いよいよ大好きなシーズン到来か、ワクワクする。

三寒四温の日和

先日降った雪の表面がずいぶん汚れており
且つ湿った雪質だったから大陸からの黄砂が混じる事が多くなる
本格的な春の雪になり始めたと感じることができた。

太陽が出てテラス越しに柔らかな陽が差し込むと
薪ストーブの火を絞ることにする。
気温によって薪の燃え方も穏やかになって
体感としては3月になっているから不思議だ。

先週末は今シーズン8回目という記録的雪下しを自宅と
須原の小屋(これはN島氏との共同作業)を終えた。
そろそろこれで終わりかなと希望的期待が大きいが
ー35度を越える寒気は先日は北米大陸を苦しめているから
また蛇行して日本列島に来なければ良いのだが・・・・

この数日は小雨混じりの曇天が続き、今日は霙が降っているが
二十四節季の「雨水」にふさわしい天候と云うべきか。
この天候の後に来る晴天の朝には表面が程良く凍った「凍み渡り」に
絶好の雪の状態が期待できる。

岡山の友人が作った「鬼柚子の砂糖菓子」に痛く惚れ込んで
製品と原料を送ってもらったのが昨年末、レシピどおりに作ったのが
1月の初旬、そして今、「文旦」で同様の「砂糖菓子」にチャレンジ中である。
「文旦」は愛媛から一箱仕入れて置いたのだがハウス物で完熟でなかったので
酸味が強すぎて初回バージョンは50点ほどの出来。
今日は2回目に挑戦したいと思っているのだがどうなるかな・・・・

暖かな陽光を浴びての残雪歩き、
穏やかな稜線で珈琲を飲みながら「文旦・砂糖煮」を食べる事を楽しみに・・・

今期最強寒波とその後

2日間の降雪は約1mほどの積雪を残して去った。
11日の「建国記念日」は絶好の登山日和なのだが
そこ、ここに溜った雪の除雪作業をせねばならず
一日中スコップとスノーダンプを握っていた。

関東圏に住んでいる友人や肉親から御見舞メールが届いたのは
全国ニュースで「魚沼市」の積雪が出たからだろう。
ここで1mほどの積雪だから「須原」はもっと多いだろうから
この週末に予定している屋根の雪下しが少し怖い気がする。

自宅前の市道、3mほどの雪壁が続く

こんな状態で繋がってしまった

魚沼では「雪かき」というニュースで伝える言葉を嫌っている人が多い。
「雪掘り」というのが正しいというのである。
確かに雪の捨て場がなく周囲に積もった雪から自宅を掘り出す様は
「雪掘り」という呼び方が似合っている。
我が家の「自然落下方式」の裏側は屋根と落雪したところが繋がった。
数年に一度しかない状況で、家を掘り出すのだが雪の捨て場所が無い。
除雪機械を持っている人は空き地に飛ばしたりするのだが
機械も持っていないし、飛ばすほどの土地もないからひたすらに
近くに積み上げるしかないのが実情である。

この屋根の雪が1m近くはあるのだが・・・

屋根の雪は庇部分の半分だけ雪下ろしをして、その雪を道路に散らし
ひたすらに地熱で溶かすことに専念するが、晴れていたので
それなりに溶けて良かった。
さて今日も午前中は太陽が顔を出しそうなので残った除雪作業である。

晴れそして2日後は大雪・・・

週末の晴れた日は恒例の「大力山詣」、同行者はS氏である。
2日前に登ったばかりであるが「晴れたら・・・・」を実践しているので
太陽が顔を出した後の何時もよりは遅めに9:00スタート。
駐車スペースにはすでに満車状態、
トレースはしっかり付いているかなと思ったが
先行者が居るわりにはツボ足はややつらい・・・
新たに降った雪が20cmほど積もっていた。

舟窪のあたりで2組のグループをパスして左側の
急斜面に付いたスノーシューの跡を慎重に登る。
O嶋さんの車が停まっていたがまだ追いついていないので
先行している強者はやはり彼であろう。
最後の急斜面を登り終えたら突然S氏がツボ足状態で
新雪の上をトップスピードで飛ばし始めたのに驚く。

O嶋さんのトレースは山頂方面に伸びている。
S氏は早速湯を沸かして珈琲タイムの準備に取り掛かり
小生は汗で濡れたシャツを着替える。
やはり乾いたシャツは気持ちがよい・・・・
氷点下近い気温の下で裸になって着替える醍醐味、
体からはモウモウと湯気が上がっていた・・・・
さて熱い珈琲を飲んでいる時にO嶋さんが現われたので
しばし談笑をした後、一緒に下る事にする。
相変わらずS氏はツボ足でガンガン飛ばして駆けるように
下ってゆくがカンジキを履きなおした小生はのんびりと下る。

3人で快適に下る


雪まつり前夜祭のキャンドル点灯(自宅前)


土曜日は翌日の「雪まつり」前夜祭、雪下ろしでできた雪の山に
3つほど雪灯籠を作ってみた。

天気予報は月曜日に今冬最強の寒気団来襲を予想していたが
果たして目覚めると30cmの乾雪が積もっていた。
さて本格的な春は何時ごろに来るのか・・・

久しぶりの大力山周回コース

想定外の好天に「晴れたら大力山」を実践する。
昨日は屋根の雪下しを2軒分やってしまったから
貴重な晴れ間はやはり「大力山詣」であろう。

関東地区が降雪の予報で騒いでいるのに
ここ魚沼は太陽が出ている。
まあ、寒気の流れ込みで気温は上昇しないけれども
雪が降らずに太陽が顔を見せているのは嬉しい。

駐車場にはすでに数台の車が停まっていた。
9:30出発は遅いスタートだけれどもトレースの踏み跡は
思った以上に少ない、あの車の持ち主は?
先行者は最初にカンジキ、後続はツボ足といった様子、
果たして神社を過ぎて見上げるとプラ階段あたりに
2人の人影が見えている。

一応カンジキをザックに括りつけてスノーシューを履いているから
先行者のトレースにこだわらずに新雪の上を歩く。
先日の降雪の後に晴れた日が続いたから表面だけがクラフト、
数センチほど体が沈むが場所によっては全く沈まず
快適に雪面をアイゼンが程良く効いた歩行を楽しむ。

五合目付近を過ぎた尾根


急斜面は早めにトラバースを始めて灌木帯を強引に抜けて
緩斜面に飛び出すとあとは休憩舎までやや深い雪の中を
最後のラッセルを楽しみながら歩いた。
休憩舎前には顔見知りのご婦人が2名、寛いでおられたので
先行していたツボ足の2人ずれは彼女たちであったと知るが
単独の先行者のトレースは周回コース方面に伸びていた。

雪面に映った自分の影


汗で濡れた手ぬぐい鉢巻を取りウールの帽子に替え、
水を一口飲んだ後はすぐに周回コースへと足を進めた。
クロハゲとの分岐でトレースはそのまま伸びていたので
ここからは一人旅である。
軽やかに斜面を下ると幾つかのピークを越えて
魚沼の盆地を見ながら快適な歩行が続く。
振り返ると自分が歩いてきた踏み跡がステッチ状態、
目の前にはバージンスノーが広がっている。

歩いてきたコース


やや狭いが安全な縦走路


シーズン中に何度もない好条件の雪の状態に感謝しつつ
最後のピークを超えると後はトンネル出口に向かって
下降を続けるのだが、今回は今までと違うコースを選定。
杉林の手前の樹林帯で視界にキノコをとらえた。
結局、2本の木で半分凍った「ヒラタケ」を採取。
今夜の酒のつまみにと思いながらニコニコして
トンネル出口の雪壁から舗装道路に飛び出した。

こんな風に出ているヒラタケ

節分寒波と立春

節分直前の降雪と寒気にはまいった。
雪の捨て場もなくなるし、寒気が治まらずに
零下付近の気温が数日続いていたが
漸く「立春」を迎えた日の9時頃から青空が見えだした。
太陽が顔を出すとソワソワしてきて早速、
屋根に上がって50cmばかりの雪を下ろすことに・・・
この後にまた雨が降って重くなってしまうことへの準備。

2時間ほどで下ろした雪の処理も終える頃は
青空の領域が広がってきたので午後は須原の小屋まで行くことにした。
自宅の雪を処理しながら感じたのは雪山をラッセルする事と同じで
苦役というよりは体を使うことによるドーパミン放出からくる
快感を覚えるほどであった。

作業開始前の小屋の雪(1m)


須原の小屋は思ったほどの積雪ではなくホッとする。
スキー場に流れている音楽を聴きながら1mほどの雪を下ろし始め、
積雪の層が何重にも重なっていてので
先日のニュースでやっていた雪崩の起きる実験をしてみた。
雨が降った後に積もった後の雪の層は簡単に崩落するのが
実に良くわかって、実際に雪を下ろす時にもその現象を利用すると
面白いように雪の壁が崩れて屋根の下に落ちてゆく。

いつものようにシャツが汗でぐっしょりになる頃に作業が終了する。
これで自宅も小屋もすでに6回の雪下し回数は
昨シーズンの総計を超えてしまったが、果たしてあと何回ほど
屋根にあがることになるのやら・・・・

小屋の屋根から見える雪原にはウサギとテンの足跡が縦横無尽に
残されていて過酷な生存競争が窺われる。
除雪作業はやはり晴れた日にやると何となく楽しい。
毎日だとイヤだろうけれども、まあ週一くらいであれば良い運動である。