月別アーカイブ: 2015年9月

再びキノコ探しに・・・

だいぶキノコの生育環境が整ったらしく
今日も別のポイントに出かける。
朝の散歩を省略したので運動不足を解消する為に
2時間を限度にした。

杉の林を抜けて広葉樹林帯に入るのは
この魚沼の里山では同じパターンといえるが
今日のポイントも全く同じである。
湿度と気温、そして朝晩の冷気がピタリと合うと
出始めるのがナメコとナラタケモドキ。

最初になんとナメコのかなり育ったものを発見、
そしてナラタケモドキを見つけたので
その時点で散策を中止して下山する。
帰宅すると丁度お昼になったので
お昼は「ケンチンにゅーめん」。

かなり傘が開いているがナメコだ

フレッシュなものが沢山・・


一本の木にこれだけ出るのだ・・

キノコ出始めました・・・

散歩兼買い物の折に出会ったO嶋氏が庭で採った
シメジ系のキノコを実験的に味わうことにして3本ほど頂く。
翌朝の朝食時に作り置きの「ケンチン汁」に混ぜて食するが
シャキシャキ感はあるもののクセのある食味はない、
恐らく油で炒めて濃い味に炊き込めば旨いのかもしれない。
まずは2時間して食中毒の傾向が無いことを確認してから
氏に携帯で連絡をする。

ハタケシメジというよりはミソゾメシメジか


小生の恒例である新しいキノコを食べるときの人体実験であるが
夕方のニュースで守門の麓にあるロッジにて宿泊客に山で採った
毒キノコ(クサウラベニタケ)を提供して問題になっていた。
(ウラベニホテイシメジと誤って採ったらしい)
小生の人体実験は危険な行為であるけれども、ある程度のリスクを
負わないと新しいキノコには対応できないので
必ず小生だけが少しだけ食べて様子をみることにしている。
決定的な毒キノコ(ツキヨタケ、ドクササコ、ニガクリタケ)
などは近寄りもしないし・・・

まあ先日の「大力山」でキノコの影が薄かったので
少しばかり奥の山に様子を見に行こうと思いたって「権現堂山」に向かった。
(O嶋氏が数日前に唐松へ至る山道でいろんなキノコを見たという情報を元に)
残雪期に数回しか歩いたことの無い「中越コース」を登ることにして
1台しか停まっていない駐車場に車を停めて歩きはじめる。
予想以上に丁寧に刈り払ってある山道は快適で
植林された杉林を過ぎたあたりで鎌を持った人とクロスする。
恐らく下権現から登って草を払いながら降りてきたのだろう
こういう方が居るから訪問者が快適に歩けるのだと感謝する。

権現のブナ林は美しい

ブナ林にある旨い清水

やがてスギ林を過ぎてブナ林が始まると風景が一変する、
これぞ魚沼の山といった感じで手入れされたブナの林が続いて
法則どおりに「ナラタケモドキ」の群落を4ケ所ほど見つけ、
「下権現」と「上権現」の中間点にあるコルの手前で引き返した。
水しか持っていない軽装でもあるし、目的は果たしたわけで・・・

標準の4倍はある大型なアマンダレ

実にフレッシュなアマンダレ

これは似て非なるキノコ

この木の実はなんだろう?

このスギヒラタケは数年前から食べなくなった

十五夜の月(中秋の名月)

全く落ち着きのない一日であった。
久しぶりに相方と「大力山」詣でをするつもりで
8時にスタートしたのだが青空は出てこない。
まあ、キノコ探しがメインのようなものだったから
何時もの倍くらい時間をかけて山頂に至る。
我らがキノコ探しで道草をしているときに
追い越したのだろうか単独の若者が休憩中、
やがて恒例の珈琲を飲んでいたら3人の登山者が
「クロハゲ」方面に向かう途中で休憩舎にて小休止。

連休明けで天気も曇りだから訪問者は居ないかなと思ったら
下山途中で4人の子連れファミリー、単独の男性とスライド、
我らは完熟した「ナツハゼ」を口にしながら
「ポリフェノール一杯」などと戯言を飛ばしながら下山した。

結局、夕方まで青空は広がらずに驟雨が襲う、
洗濯物を3度ほどテラスから出し入れして落ち着かなかった。
それでも夕方には雲が切れて「中秋の名月」が堪能できそうなムード、
18:00には「秋鮭ムニエル」でビールを頂き
「アマンダレ・ケンチン汁」にて日本酒の熱燗を舐めて
里山の頂から登ってきた満月の月を愛でた。
秋は確実に深まってゆく・・・・

新調したミラーレス(200mm望遠)にて十五夜の月

キノコを探して浅草岳

晴天が続く須原の小屋の屋根のペンキ塗りをしている休憩時
小屋の前に停まったバイクの主は先日「高妻山」をご一緒した
小千谷のH川氏であった。
明日は先輩と近くの山に行くという話を聞きながら
我らは屋根の本塗り予定なので同行できない旨を伝える。
(昨年塗ったのは本屋根で今年残った庇屋根を塗る予定にしていた)

ペンキ塗りを提言したN島氏の全面的な協力の元、
貴重な連休の2日間を作業に費やしてしまったので
せっかくだから「浅草岳」に行こうと思っていてH川氏のブログを
見たらなんと2人は「浅草岳」でアマンダレ(ナラタケ)を採った内容、
早速メールで場所を問い合わせて出発した。

連休が終わった駐車場には数台の車が停まっているのみ
8時出発は遅い方かな・・・
登りはネズモチの急登コースを選択して、やや肌寒い中を
もくもくと高度を稼いでいる途中で真っ黒になった「ナラタケ」発見
「これは有りそうだな」と思って下降の「桜ゾネ」を期待する。
2時間ほどで山頂直下のベンチに到着しお茶の用意だけして空身で山頂往復。

ベンチから山頂部

山頂から嘉平与ボッチ方面

後方は北岳か


ガマズミが赤から熟した黒へ

巻機山に比べても遜色のないほどの草紅葉が始まっていて
曇天ながらカメラのシャッターを押し続ける。
珈琲を飲み、果物を食べてから下降を開始、
森林限界を過ぎ広葉樹林帯に入り始めると旬を過ぎた「ナラタケ」が
眼に入りはじめ、いよいよ本格的に「キノコ眼」になった。
N島氏も眼が慣れてきたのか何か所かの株を見つけて
レジ袋が一杯になるほどの採取を終えた。

まだまだ食べごろ

かなり菌を振りまき始めた

これもアマンダレ?

午後から雨になるという予報が当たったのか
温泉に向かう車のフロントに雨粒が落ちて来た。
急ピッチで進む稲の刈り入れ風景が市街地全体に
見られて深まる秋を感じる連休明けの一日であった。

「ナラタケ」ではなく「ナラタケモドキ」であったり
やや不明なものも採ってしまったが一緒に湯がいてしまい
整理するときに撥ねたものの「猛毒」でなければ
死に至ることはなく、せいぜいが下痢だろうか・・・・
今朝食してすでに2時間が経ったのでセーフかな。

久しぶりの巻機山訪問

旧い山仲間の「還暦祝い登山」と称して彼がまだ登っていない山、
小生も久しく登っていない山ということで
「巻機山」に登ることにして何時ものメンバーにも声をかけたが
R太郎氏だけが都合がついて連休の初めに出かけた。

須原を出発し途中でR太郎氏をピックアップ、桜坂の
新たにできた第4駐車場に車を停めていざ出発。
R太郎氏の草花の講釈を聴きながら前日までの雨でぬかるむ
粘土質の登山道を黙々と歩いているとR太郎氏が
登山道に倒れこんだ倒木の幹に出た「ナラタケ」を発見、
周りの樹相からみてもいかにもキノコがありそうな場所。
帰りの楽しみとして「ナラタケ」を袋に入れてさらに
合目標識を稼ぎ始めた。

この山行で一番見事なナナカマド

なぜか「合目表記」が「四合五勺」といった半端な記述が多いのに
建てた人の遊び心を偲んでみた。
1時間毎に給水休憩を取って順調に歩行を続け最大の急登である
「偽巻機」手前の斜面を登ってしまえば別世界の風景が眼前に現れる。

山頂部に向かう登山者の列

山頂に向かう道からニセ巻機方面

越後から東北の山に多いたおやかな山頂と笹原が広がっていて
鞍部には小さな避難小屋がひっそりと建っている。
水場も近いし計画的な宿泊をする人が多いのも納得。
(下降時にスライドした大きなザックを背負った人たちは小屋泊まりが多かった)
鞍部から山頂までは古くなった木道が連続している。
数年前に比べたら裸地化した部分に草木が生えて植生養生が
成功した結果を見事に物語っている。
山頂部に着く頃には時折陽も差し込んで
昼食の用意をする体も体温が上昇してきた。

緑の笹原部分に差し込んだ陽がまぶしい

あと1週間くらいが見頃から・・・

下降は途中からキノコを探してキョロキョロ、
途中で前後して歩いていたカップルと「ナラタケ」の
採取場所をシェアしながら楽しく歩いた。
その夜は須原の小屋で「けんちん汁」を作って
数日間楽しんだ。

やや育ちすぎのナラタケモドキ

まるで梅雨時のような・・・

黄金色の「魚沼コシ」が驟雨の中で濡れそぼっている。
コンバインがぬかるんだ田圃に入れないので
自慢の「魚沼コシ」を作っている友人を含めて
連休に刈り入れを計画している人達の心中は複雑であろう。

テラスの戸を開けて外の空気を味わおうと思って
取っ手に手を伸ばしたら・・・・
今年の夏にテラスの鉢植えに住み込んだカエルが
取っ手のすぐ近くの網戸にて休憩中だった。
時折、窓ガラスの上をペタペタと俳諧している姿を見るのだが
今朝は気温が低いせいかその場から動かない。
よく観察していると喉のあたりをピクピクさせているから
一応熟睡していないようだがカメラを近づけても
まったく身動きせずにいる。

あまりの雨の多さに一度葉を落としかけたサルナシの
新芽が出てきたり、トマトの花が咲き始めたり、
おかしな天候が続く・・・
秋の長雨なのかな

ノドのあたりがピクピクしている

眠いんだから邪魔しないでヨ


モウ、上から目線でみないでヨ

まったくのんびりできないな・・・

里山詣で(秋を探して)

先週のリハビリを兼ねて週末の晴れ間に
恒例の「大力山」へS氏とまず出かけたのだが
前日までの雨の影響で足元はすこぶる悪い。
雨に濡れた草が纏わりつき、粘土質の登山道は
ツルツルと滑りやすいのだが
四方山話をしながらたっぷりと汗をかいて
休憩舎に到着、
珈琲を飲み黄金色に輝く魚沼の田圃を眺めていると
この数年連続している異常気象からくる台風の影響を
あまり受けない越後の農家の幸運を改めて感じる。

期待はしていなかったが「食べるのに適したキノコ」は
あまり見つけることはできなかった。
しかし色んな菌類がニョキニョキと頭をもたげている。
雨上がりの日差しのなかでアキアカネも餌を探して
登山道を飛翔しているのが本格的な秋を感じる。

その夜の宴席で東京・八重洲にて「焼き鳥店」を
商っているY兄いから「ナツハゼ」の採取を依頼されたので
登山道の垂れ下がった木を切る作業を兼ねて
再び日曜日にS氏と「大力山」へ向かう。
いつもはトレーニングと称して脇見をせずに歩いているから
「ナツハゼ」の熟した実を探しながら登っていると
ほとんど疲れずに休憩舎に到着。

帰りはカメラを取り出して前回R太郎氏から教えてもらった
花などを撮影しながら下った。
昨日同様、10時を過ぎると数組の来訪者が登山道を登ってくる、
ゴミを拾ったり邪魔になる枝を切ったりするのが
我らの役目と思い小雨がパラつき始めた午前中に
2日連続の里山詣でを終える。

この実は未だ鳥の餌にはなっていない


色が鮮やかな食用に適さないキノコ


神拝草の拡大

神拝草その2

ナツハゼの完熟物

ホツツジ


ヤブコウジ?

高妻山と十三仏

先日登った「高妻山」と途中に祭られた十三仏について
少しばかり調べてみた。
戸隠山界隈が信仰色の強い地域であるからその延長線かな
と思いつつも歩いていたのだが
調べてみると結構おどろおどろしたものであった。
「十三仏」は冥界の審理に関わる13の仏であり
初七日から三十三回忌までの追善供養を司る仏さまなのだという
「菩薩」は修行中「如来」は悟りを開いた仏さまであり
「如来」は「菩薩」を脇侍としていることが多い。

(今回の登山道では幾つかの祠は未発見)

一 不動(不動明王)

初七日を司る仏さまで
怖そうな不動様の姿で知られるが
煩悩を抱える最も救い難い衆生をも力ずくで救うために
忿怒の姿をしていると云われている。

二 釈迦(釈迦如来)

現インドの釈迦族の王子であり、
現世に於ける唯一の仏とされている。
普賢・文殊が脇侍として従えている。

三 文殊(文殊菩薩)

「文殊の知恵」などと云った言葉から知られるように
所謂、問答のプロであったらしい。
物事のあり方を正しく見極める力・判断力を意味する
「智慧」を司っている菩薩である。

四 普賢(普賢菩薩)

四.普賢

普く賢い者の意味であり、特に女性の信仰者が多かったとか。
仏の慈悲と理知を顕して人々を救う賢者である事を意味する。

五 地蔵(地蔵菩薩)

五.地蔵


「お地蔵さん」として日本全土の街道脇に祭られているように
日本における民間信仰では道祖神としての性格を持つと共に、
「子供の守り神」として知られている。

六 弥勒(弥勒菩薩)

六.弥勒


釈迦牟尼仏の没後56億7千万年後にブッタに
なることを約束された菩薩であり
多くの人々を救済するとされ、
上生信仰に対して、下生信仰として大衆に迎合された。
農耕民族的観念が強いと云われている 

七  薬師(薬師如来)

七.薬師

無明の病を直す法薬を与える医薬の仏であり
浄瑠璃の教主と云われている。

八 観音(観音菩薩)

八.薬師


「観音経」として古来より知られて、多くの「観音様」が
祭られていることからもそれが伺われる。
般若の智慧の象徴ともなっている 

九 勢至(勢至菩薩)

九 勢至


阿弥陀三尊の脇侍としての立場が主で
智慧の光ですべてのものを照らし、
人々を迷いや苦しみから救うとされている。

十 阿弥陀(阿弥陀如来)

十.阿弥陀

自らの力では、いかなる善も完遂しえないとし、
そのため他力によってのみ救済されるとするもので
「念仏」と唱えれば極楽浄土に行けるとする
勢至と観音を脇侍としている 

以上は「Wikipedia」などを参考に調べたが
仏教は意味が深すぎて簡単な表現ができませんでした。
阿閦如来、大日如来、虚空蔵菩薩は
「乙妻山」に至る山道に祭られているので
割愛します。

太陽を求めて信州まで・・・

当初は「劔岳・早月」尾根を予定し、
次に「常念岳から燕岳」の縦走に変更、
最後は「高妻山」になってしまった。
いずれも時間的な問題や天候に左右されることが多く
なかなか計画どおりに物事はすすまないものだとつくづく実感。

小生にとって「高妻山」は長い間、他の山から眺めるだけで今まで
登る機会がなかったから良い機会を得たということで、
同行する小千谷のH川氏と1W前から何度もメールで打ち合わせて
目標の山を探りながらの天候次第で決定・出発することにした。

4:30に拙宅の前まで彼が迎えにくるという恵まれた計画、
未明まで何度も雨が屋根を叩く度にネットの天気予報を確認するが
金曜日から信州は晴れ間が出ているようだし、
魚沼の天気は気にしないことにして
肌寒い霧が漂っている薄暗い魚沼の里をスタートした。
彼とはY画伯を介して何度か色んな山にご一緒したが
二人だけで出かけるのは初めててある。

「飯山インター」から1区間だけ高速を利用して戸隠キャンプ場まで走ると
すでに「高妻山・戸隠山」の駐車場はほぼ満車状態。
7:30というのは登山開始時間としては遅いのだろうか、
夜半に出て車で仮眠という過酷な環境下での登山は年齢的にも厳しく
今後の山行計画でも大いに検討せねばならないアプローチ方法だ。

GPSロガー

牧場を横切って直径30cmはあろうかと思われる「牛の落とし物」を
踏まないように気をつけながら登山口に到着、
この時期にしては水量の多い川を最初から渡渉して
沢筋に付けられた歩きつらい石がゴロゴロした道を歩く。
(沢の真ん中を歩いている状況でもあるが)
やがて滝の右側に付けられたクサリ場を通過し、
滝の上にある岩場をトラバースすると沢の源頭が近い、
有名な清水が引いてある水場を過ぎると
源頭らしく水の流れは無くなってすぐに尾根に飛び出した。

H川氏滝を登り終える


一不動避難小屋

ここからは「戸隠山」方面と「高妻山」方面に行くコースが分岐、
「平ケ岳のダイクラ尾根」を歩いているようだねと話しながら
オヤマリンドウが咲き乱れる尾根を「五地蔵山」まで水平歩行、
そこからは下降に使う「弥勒コース」と山頂に向かうコースに分岐する。
この山は山の合目とは少し違うのだが山頂直下まで1~10まで
それぞれ異なる祠が祭られて少なくとも10の神々が
登山者を見守ってくれている。

尾根道は花の街道


リンドウが咲き乱れる


こんな花も


開いたリンドウは久しぶりに見た

3つほどのピークを越える頃にガスが晴れて
急斜面に出来た登山道を正面に「高妻山」が姿を現した。
「胸突き八丁」と云われる最後の急斜面を登り始めると
自分としては得意の岩場登りのペースが落ち始めて足に力が入らない。
朝食も食べたし途中で糖分補給も適宜にしてきたつもりだし、
暑くはないから水分補給も十分ななずなのにおかしい・・・
急斜面を終えて山頂が見えて大きな岩の上を歩くあたりでは
足元がフラフラして山頂に到着した時は思わず座りこんだ。
(これはひょっとしたらシャリバテ?)

見た目はキツそうにはないですが


山頂は標柱が1本有るだけ


戸隠も姿を見せ始めた

しばし放心状態で呼吸を整えてから
H川氏が用意してくれたGASで湯を沸かしてカップ麺で
無理やりお握りを1個流し込んだ。
果物を食べる気力もないという事はやはりおかしい、
軽い過労状態が続いているのだろうか。
帰宅時間を考えたら山頂での休憩時間はこれ以上消費できないと
30分ほどの大休止の後に山頂を後にした。

心配された急斜面の下降は1、2ケ所を後ろ向きで3点確保で
降りた以外はなんとか無事に通過して下降コース入口の分岐まで
疲れた体をだましだまし登下降を繰り返したが
途中で根曲り竹の根っこが露出したところでスリップ転倒、
この時点では単なる足場のミスかなと思っていた。

「弥勒コース」の入口には「2時間半の急斜面」と案内が出ている、
その時間だと予定していた「道の駅」での果物購入ができない。
さて登山道はまだ開発されたばかりのコースなのだろうか
雨に濡れた踏み跡は滑りやすい黒い腐葉土である。
グイグイと高度を下げてゆくのは好ましいが
疲労困憊の体には負担が大きくて、下降になって使い始めた
ダブル・ストックに頼った歩き方に問題があるのか
3回ほどスリップして尻餅をついてしまった。
所々に現れる平坦部は歩きやすい柔らかな土壌の道で
それなりに安堵しているのだがすぐにまた急斜面が始まる。
大きなブナ林から若いブナに植生が変わるころに
川の水音が聞こえ始めて牧場が近いことを感じた。
木々の間から牧草地が見え始めて漸く山道は終わりになった。

貴重な晴れ間が出たこの週末を楽しむ観光客やキャンパーが
戯れる牧場内の砂利道&舗装道路をトボトボと歩いて
車のところに着いた時に急に緊張感が緩んでザックを下した。
ウーン、厳しい山だったな、そろそろ体力の限界かな

端境期の地物野菜

憂鬱な雨の日が続いている。
夏山の最後を何処にしようかと悩んでいる間に
秋の長雨がやってきて残り少ないチャンスを奪ってしまった。
わざわざ雨の日に登らねばならない山もないわけで
それではと溜まった小説誌を読みふける日々が続いて
それに飽きると、今まで以上に厨房に立つ機会が増えて
野菜中心の献立に熱中することがある。
小生が日常的に地物野菜を買うのは「百菜かん」といって
JA北魚沼が近隣の農家が作った野菜を販売する
所謂「地場産野菜の販売所」で購入する機会が多い。

つい先日までは「八色の西瓜」が並び、胡瓜、トマト、玉蜀黍が
山となっていたのだが、最近はカグラナンバン、ツルムラサキ、
枝豆などに変わってきたが葉物野菜はほとんど見られずに寂しい。
「百菜かん」は季節に合わせて並ぶ野菜が変化してゆき、この数年は
旬の野菜を求める地元の人や盛夏時期には観光客の数も
かなり多く見られて早い時間に顔をださないと
人気商品は品切れになることも多いので
最近はオープン時間に合わせて出かける。

夏場はほぼ毎食「胡瓜の糠味噌」を食する我が家としては
地物の胡瓜は欠かせない野菜のひとつであり、
近所から頂いたものも含めてかなり消費する。
生産者が増えたのか「ズッキーニ」も並べば
必ず買うようになったのだが、この1・2週間は
夏野菜がすっかり少なくなって
「糸瓜」(地元ではなます瓜と呼ぶ)や「南瓜、茄子」の類が多くなった。
「ミョウガ」や「オクラ」なども今が旬のような感じで
新鮮なものが並んで眼を楽しませてくれる。
(もちろん買って味わってもいるが・・・)
そうそう昨年から「みゆき茄子」という皮の柔らかな茄子の漬物が
畑の茄子を漬けて「料理屋」に納めている人から店に届けたついでにと
数日毎に届くようになって大変有難くごちそうになっている。

胡瓜は糠味噌、ズッキーニはオリーブオイルでソテーにしたり
ベーコン、トマトと一緒に炒めてパスタの具にする。
茄子はスルメの足と焚いて煮物にしたり
南瓜と一緒に素揚げをした後に煮びたしにして味わう。
ミョウガ、オクラは冷麦の薬味には欠かせないし
秋野菜が出回るまでは貴重な食材として
新鮮野菜を頂いている、農家のみなさん「ごちそうさま」。