月別アーカイブ: 2017年2月

la Sportivaを履く

ヤフオクのネット・サーフィンをしていて偶然に見つけた
スポルティバの革製登山靴であるが
ほとんど新品の状態が破格の値段で出ていて興奮した。
実は数年前に長岡のスポーツ店で買ったトレッキング用の
軽登山靴がスポルティバで良く足に合っていたので
昨年、縦走に耐えられる登山靴を探していた折りに
同じメーカーということでlasportive TRANGO S EVOを
選択し、履いてみたらなかなか調子が良い。
その前に買った「kayland」は長時間の山歩きでは必ず
靴擦れがおきて下山してから散々な目にあって来たので
同じヨーロッパ製なのにこれだけマッチすると嬉しい
スポルティバは最良の相方と出会った感があった。

EVO

TRANGO S EVO

革の重登山靴は30年ほど前にノルディカ製を石井スポーツで買い
(当時、革製登山靴は長期縦走には欠かせない存在)
北アルプス縦走や残雪期の山に履いていたのだが
なにしろ重くて帰ってくると靴擦れや血豆で悩まされていたから
3回ほどビブラムを張り替えた後は靴箱の奥にしまったままである。
革製登山靴が足にマッチするか否は宝くじにあたるよりも難しい、
小生の旧い山仲間は山旅の都度「血だらけ」になりながら
自分の足を「山靴」に慣らしていったものだ。
しかしノルディカもイタリア製でスポルティバもイタリア製
女性ファッションの有名ブランドはイタリーが有名だけど・・・

靴底の刻印は真新しく履いた形跡がない

靴底の刻印は真新しく履いた形跡がない

そんなわけでオークションの締め切りまで誰とも競らなかったのが
幸運で無事に手元に届いた時は嬉しかった。
サイズは TRANGO S EVOと同じ欧州サイズ:39
やや細身に見えたが足を入れてみるとなかなか良い。
販売先が外国の中古市場から仕入れたものらしいので
メーカー名以外の情報は何もないけれども
ヨーロッパあたりでしか流通していないらしい。
(靴の内側に刻印されている文字列をネットで検索しても
全くヒットしない)
それでも日本の「登山靴フェチ」がやはり外国の中古靴を仕入れいて
ネットに公開している写真が見つかった。(同じモデルだ)
しかしモデル名すらわからないもののとりあえず納得した。

ヤフオクに出品時の姿

ヤフオクに出品時の姿

手元に来た時は履いた形跡はなく、オイルすら塗っていない、
勝手な想像だが展示品を処分したものか・・・
まずはミンク・オイルを1週間ほど乾いては塗り込む作業を繰り返した。
そして試験的に短時間の歩行をして最初から雪山(スノーシュー使用)で
フィールドデビューしたがまあまあの塩梅。
これから防水処置をしたら皮革が馴染むまで里山で履いて
長い山旅の伴侶となるべく大切にしたい。

赤の平紐とミンク・オイルで化粧した姿

赤の平紐とミンク・オイルで化粧した姿


久しぶりの晴れなので「大力山詣で」しました

朝の冷え込みは予想以下だったけれども
家の前は融雪の水たまりにそれなりに氷が張っていた。
平日だから誰も居ないよなと思いながら駐車スペースへ、
8時すぎにはやはり誰も居ない。

今日はネットで買った革製の登山靴を初めて山で履く、
すでに屋根の雪下ろし(カンジキ着用)と舗装道路の散歩で
履いてみたのでいよいよ本番使用。
ソックスも最近購入した「蒸れつらい靴下」を着用。
スノーシューのベルト調整に手間取って登山口を出たのが8時15分すぎ、
2日間に渡って降った雪は湿雪でスノーシューを持ち上げるときに
かなりのストレスを感じながら秋葉神社までアイドリング、
そこからはほとんどトレースが残っていない雪原を
掛け声をかけながら歩くとすぐに汗が額から流れ落ちる。

秋葉さまにも暖かな陽射しが降り注ぐ

秋葉さまにも暖かな陽射しが降り注ぐ

痩せ尾根に入るとカモシカの足跡が先導

痩せ尾根に入るとカモシカの足跡が先導

トレースは消えている

トレースは消えている

前回の山に比べたら段違いの暖かさで
長袖シャツの上にセータ一1枚でもかなり汗ばむ。
恐らくラッセルの運動量が影響しているかもしれないが
登山靴の履き心地もまずまずだし、歩行はやや苦しいものの
この体を虐めている事がやや快感になっている、
所謂これがクライミング・ハイかな。

この風景が好きだ

この風景が好きだ

まだまだラッセルは続く

まだまだラッセルは続く

今度はウサギが先導

今度はウサギが先導

振り返れば自分のトレースだけが続いている

振り返れば自分のトレースだけが続いている

最後の急斜面の手前で単独行の男性が追いついてきて
ラッセルを交代してくれると云う。
ありがたくお受けして登行ルートの指示だけして数歩うしろを歩く。
やはり2番目以降は楽だな・・・
急斜面を越える頃には次の単独行の女性が追いついてきた。
彼が疲れたようなので休憩舎までは再び小生がラッセル。

漸く現れた助っ人にバトンタッチ

漸く現れた助っ人にバトンタッチ

だいぶ埋まった休憩舎と八海山

だいぶ埋まった休憩舎と八海山

山ノートを収納するポストは完全に埋没していたが
スコップで掘り起こして記帳。
やがて常連のお姉さま方(Yノ内さん他)やO嶋さんなども
続々と到着して早くも雪のテーブルで宴会がスタートする。
午前中には帰宅予定だったしラッセルに
予想以上の時間を要したので時間が無い、
汗に濡れたシャツを着替えてから
テルモスの珈琲を飲みバウムクーヘンを一欠けら食べて
早々に下山に取り掛かる。

天気が良いせいか何人かの登山者とクロス、
貴重な晴れ間を楽しませて頂いた。

吹雪の雪中行軍

今季最大の「寒波来襲」とニュースが伝えており
魚沼よりも鳥取県あたりが1mを越える積雪があるのに
金曜日夜半から土曜日にかけては10cmほどの積雪で
少し拍子抜けの感じだったが、日中の降り方はすごかった。

川崎市から越後の雪山に登りに来るという青年を迎えて
小千谷市に住むH川氏が企画して当初は「阿寺山」に行く予定だったが
悪天候を考慮して魚沼の「大力山周回コース」を歩くことになった。
大和に住むO石氏、mbaba氏、H川氏、川崎から来たS氏に
加えて小生が参加する5名のメンバーが凍えるような気温の
8時に駐車スペースに集合、さすがに1台も車は停まっていない。
当初はカンジキも用意したのだが皆がスノーシューということで
小生も久しぶりに登山靴にスノーシューを履いた。

吹雪の中、強者達は黙々と登る

吹雪の中、強者達は黙々と登る

O石氏はスノボ持参

O石氏はスノボ持参

年寄りは最後尾を歩かせてもらうことにして
元気なH川氏が先頭でラッセル、思った以上に雪は深くなく
湿った雪の影響を心配したが順調に進んでゆく。
但し風雪が強くネックウオーマーとウールの帽子が離せないし
上着のフードもきっちりと閉めていないと厳しい。
最後の急斜面に登る前に雪庇の陰で風雪を避けて小休止、
さらに休憩舎の中でも小休止したのだが体を動かしていないと
寒いということで小生を除く4名は「黒禿」を越えて
「魚沼アルプス周回コース」へ向かい
小生は「城山トンネル」への周回コースへ一歩を踏み出した。

強者達は「黒禿」へ向かう

強者達は「黒禿」へ向かう

彼らを見送ってから 1人で「城山トンネル」へ向かう

彼らを見送ってから
1人で「城山トンネル」へ向かう

夕方から須原の小屋でN島氏を含めた数人の宴会に参加するのと
食料を用意しなかったせいもあって長時間歩くことは出来ないし
こんな悪条件で「魚沼アルプス周回コース」を歩くことは
年配者の小生はブレーキになりかねず短時間コースが丁度良かった。

今季2回目の「城山トンネル」コース
またしても新雪のなかを単独ラッセルする事になった。
下りはそれなりに順調だったけれども痩せた尾根の登りでは
風で作られたミニ雪庇の雪があまりに深くて難儀する。
薄いブルーのサングラスを吹雪が眼に入るのをガードするのと
雪面の凹凸を見極める為に架けているのだが
あまり効果はなくて黄色のレンズに替えてくるべきだったと反省。

足元から雪礫がコロコロ

足元から雪礫がコロコロ

下降に取り掛かる尾根に到達して振り返ると
「黒禿」との分岐から1人の登山者の姿がこちらに向かってくるのが
見受けられたが体を冷やすのを避けるためにすぐに下降にとりかかる。
土砂を取り出す工事現場から外れるトンネルの真上に出るコースを
選択するようになったのはこの2年ほど前からで
今回は雪も柔らかいので直線的にスノーシューで駆け下りた。

なんとかお昼前に自宅に帰り着き夜の宴会に備えて熱い風呂で
冷え切った体を温めて再び吹雪のなかを迎えの車の人となった。

雪の日は厨房で働く

昨日の雨から雷鳴と一緒に雪が舞ってきて
一夜あけたら20cm超の積雪がある。
例年ならば驚くほどではないが、
立春をすぎて少しばかり安心していたら
また須原の小屋の屋根に上がらねばならないのかという
少々悩ましい事案を抱えてしまった。
今週末に訪れる寒波にいかに対応するかといった
諸々の計画が錯綜しているのである。
(山のお誘いもあるし・・・・)

さて前週末に再び「猪」が訪れた。
前回よりもやや大きいかなと思われる足の部分、
しばらく倉庫にぶら下げてあったらしく
肉の表面は乾き始めていた。
冷蔵庫に入らないので玄関先の雪山に穴をほり
数日間放置したのでさらに熟成が進む。

前回は前足? 今回は後足かな

前回は前足?
今回は後足かな

骨もちゃんと利用します

骨もちゃんと利用します

大きな塊が取れました

大きな塊が取れました

前回の肉は「ワイン煮」にしたら珍しく家人が食べた。
今までは「イノシシ」と聞いただけで拒否反応を示していたが
小生があまりに旨そうに食べていたせいか味見したら
意外とクセの無い歯ごたえのある肉質に
食欲を覚えたらしく、その後にソテーした肉に
その濃縮されたスープを掛けた「余りもの料理」もぺろり。
もう一品は「キムチ・チゲ」に豚バラの代わりに
「猪肉」を使ったもの、これもなかなか美味い。

さて今回のものは如何にしようかと思いながら
とりあえず解体して肉質によって分けてパーシャル保存、
今日は朝から骨をノコギリで切目を入れハンマーで割ってから
大きな鍋でスープを作り始めた。(まあ2日間ほど煮詰めるかな)
もう1品は脂身がある部分の「チャーシュー」作成、
ネット・レシピでは「圧力鍋」を使うようにしてあったが
残念なことに我が家には無いのでひたすら大鍋で煮続ける。
トロトロ・チャーシューにはならないけれども
何とかなるだろう。

残りの肉は冷凍したり和風料理に使ってみようかと思案中。

立春・大力山詣で

朝から青空の広がり方を気にしていたら
家人が「今日は登らないの?」との質問、
最近は青空が出なければ登らない「軟弱山屋」なので
一応9時頃まで様子を見てS氏に「9:15出発」のメール。

気温は思った以上に上昇せずに寒い、
しかし今日は今までと違ってセーター無しで
ロングスリーブのシャツに着古したフリースベストのみ
まあ最初はその上にアウターを着たけど・・・・

駐車スペースには数台の車が停まっていた。
O嶋氏の車も確認したが、彼は早立ちの人だから
とても追いつけないのでまずはアイドリング歩行。
前方には良く見かけれる単独の男性がカンジキで歩いていたが
秋葉神社すぎでパスする。
その前方にもう一人の人影を発見するが速度は遅い、
まさかO嶋氏ではないと思いながら舟窪付近で追いついて
確認したらスキーを履いた人だった。
どおりでシール登行では速度は出ないわけだ。

今日は最初からスノーシューで歩いたが
雪質はウェット、持ち上げるスノーシューがやや重く感じる。
それでも先行者のトレースを辿れば楽なもので
気温も低いせいか順調に「休憩舎」に到着した。
S氏は小生が山ノートに書き込み中に雪のテーブル作成し
早速恒例の「珈琲」タイムの準備。
風が冷たいけどもお互いに裸になってシャツを着替えるが
里山だからできるのであって吹雪の山ではどうだろう、
むしろ汗で濡れない下着を用意することを検討すべきか?

珈琲タイム

珈琲タイム

休憩舎は埋没していないが椅子を掘り出す時間が無かった

休憩舎は埋没していないが椅子を掘り出す時間が無かった

珈琲を飲み始める頃には太陽が出て気温もやや上昇、
やがて次々に登山者が到着してスキーをしたり
周回コース方面に歩いていったりと大賑わい。
我らは何時ものトレーニングだから早々に下山、
下りはトレースから外れて自由走行する。
雪はやや重いもののスノーシューの踵部分に重心をかけて
急斜面に飛び込むと雪礫がコロコロと転がる。
場所によっては雪崩を誘発する行為だが
長年の経験と山の姿を知っているせいか安心して
ガシガシと新雪に飛び込んで楽しんだ。

黒禿方面は視界良好

黒禿方面は視界良好

何人かは先に進む

何人かは先に進む

さあ、下りは自由走行

さあ、下りは自由走行

途中で何人もの知り合いとクロスしたが
「立春」の晴れ間を待ち望んで
「里山愛好者」は元気で雪山を登ってくる
笑顔が素敵だ。

季節の狭間で

今朝の放射冷却の冷え込みで「八海山」の朝日に輝く姿が
何時になく見事だったので1枚パチリ。

八海山の稜線が輝いている

八海山の稜線が輝いている


「大力山詣で」も魅力的だったが所用があるのであきらめて
せめてもの太陽の下での歩行ということで
近くのスーパーまで散歩がてらの買い物、
なんとそこで日本海産の「寒ブリ」カマが2枚1パックで
300円弱という掘り出し物を購入した。

1枚があまりに大きいので肉厚の部分を切り落として
その部分は熱湯を掛けてすぐに煮物にする。
残りは日本酒と塩を振りかけて焼き物用に冷蔵庫へ、
新鮮さは包丁を入れているとすぐに解って
生臭さはほとんどなくて素晴らしい買い物をしたと自画自賛。

午後には予報通り雲が湧いてきて夕方には雨が降って来た。
雑用を終えるとあとは少しばかり本を読んで
あとは宴の時間を待つだけとなった。
煮魚は保存パックに詰めて後日の楽しみとなり
焼き物は日本酒の時間帯に合わせて火を入れる。
さらに予報は当たって雨が雪に変わったものの
節分は明後日、明日は大荒れの一日らしいが
大寒波の恐れはなくMAX40cmの降雪は想定内で
季節は確実に進んでいる。

「猪肉」のチゲ鍋と「ぶりカマ」の塩焼き
豆腐サラダと香の物でビールと日本酒の燗酒を少々、
降り出した雪を見ながら季節の狭間を彷徨う。