月別アーカイブ: 2017年6月

魚沼の山(守門岳)にも登る

「岳の湯」から須原の小屋まで戻って
翌日は「守門岳」に登りたいとの友の希望に沿って
二口登山口から登ることにした。
7時には登山口に着いたが、すでに駐車場は満杯状態、
なんとか隙間に車を押し込んで雨上がりの急斜面を登り始めた。

登山口

登山口

この時期の登山は2年ぶりかな?
「護人清水」は相変わらず冷たい水がほとばしり
谷地平の残雪は少なくなっていたものの未だあった。
中間点の展望台手前の急斜面は崩壊がまた進んでいて
かなり危険な状態であるが行政はどうもできないのか?
本コースの核心部である急登は小一時間ほどだが
コース上に雪はほとんどなくなっておりスムーズに
「大岳」との分岐に出て「青雲」へと向かう。
期待した視界は途中から湧き出したガスのせいで無くなり
「袴ケ岳」へと急いだがそこでも展望は開けない。
「青雲」まで戻って早めの昼食ということにして下る。

護人清水で力水を飲む友

護人清水で力水を飲む友

ウラジロヨウラクが綺麗だ

ウラジロヨウラクが綺麗だ


青雲

青雲


池糖には小さな水芭蕉が

池糖には小さな水芭蕉が

シラネアオイ

シラネアオイ


ツバメオモト

ツバメオモト

立ち止まると汗冷えがじんわりと体を冷やしてくる。
アウターを羽織って湯を沸かしてお握りを食べていたら
一瞬、薄日が射したので喜んだが長続きはしない。
食べ終えると他にやることも無いので谷地平あたりで
珈琲タイムにすることにして下りはじめた。
標高が低くなりガスが取れ始めると気温が上がる
谷地平で珈琲の準備をする頃はすっかりガスが取れた。

友もこれで思い残すことはないのだろう。
お昼を少々回ったばかりであったが
一度小出に出て「こまみの湯」で汗を流してから
最後の買い出し、4泊5日のぶらぶら旅の締めくくりに
相応しいビールと日本酒をたっぷりと飲んで沈殿。

守門岳ロガー(ヤマレコ)

守門岳ロガー(ヤマレコ)

コースタイム

コースタイム

再びの陸奥・早池峰山へ(登山と移動)

いつもと同じで4時には目覚めて出発の準備を始める、
布団をあげてそそくさと簡単な朝食を終えたら
出発予定の5時が近づいた。
玄関を扉を開けている時に宿の職員も起きて来て
カメラを構えた友に「お二人ご一緒に」ということで
嬉し恥ずかしの爺さん2人記念写真。

早朝の大沢温泉玄関前にて

早朝の大沢温泉玄関前にて

「花巻南」から「花巻」まで1区間の高速利用で
車は「遠野物語」で有名な地域に向かって東進、
深い山並みが迫ってくる頃にちらりと早池峰山域が見えた。
最奥の集落を過ぎると道は狭くなって濃い緑のトンネル
がクネクネと続く林道を「河原の坊」まで走った。
駐車場には数台の車が停まっているだけで平日だから
あっけない程の少ない車の台数である。

小田越までの車道歩き

小田越までの車道歩き

さて「河原の坊」から直接尾根に取りつくコースは
数年前から登山道の崩落の為に閉鎖されており
「小田越」まで車道を歩くしかない。
30分ほど緩い舗装道路を歩くわけだが新緑が綺麗だし
気温もやや低いのでアイドリングとしては適宜か、
やがて「路駐禁止」のロープが張られた「小田越」に
到着して本格的な登山道が始まる。
「監視員詰所」にはパトカーが停まっているし腕章をした
監視員が近付いてきた、我らは怪しいものではありません。
(高山植物の盗掘監視が目的らしい・・・)
すでに10人ほどが入山しており恐れていた熊の心配は
無いだろうとのパトロールの話。

車道脇からすぐに登山道

車道脇からすぐに登山道

数か所にハンマーと一斗缶がぶら下げてある登山道を
歩き続けていると30分ほどで森林限界を超えた。
ややガスが漂っているものの気温は低くてこの時期にしては
さほど汗もかかずに歩みを進めて核心部の岩場に架けられた
2段の梯子場を迎えた。
防寒具を着込んだ人たちが続々と下山してくるのに出会う。

一斗缶を叩く

一斗缶を叩く

「剣ヶ峰」との分岐を過ぎたあたりで雪田が現れ、
冷気が漂っていて風が強い尾根筋では思わず
羽織ったアウターのファスナーを閉めた。
突然、ガスの中から山頂部に建てられた避難小屋が飛び出した。
中にはヘルメットを被った監視員と先行していた単独の男性、
そして早めに到着した友人が居る。
早速、湯を沸かして熱い珈琲を淹れるとやっと落ち着いた。
外部の気温は3度との事、寒いわけだ。
監視員が数日前の「山開き」の様子を話してくれるのを聴いてから
早々に下山することにした。

雪田が現れる

雪田が現れる

鉾が幾つも奉納されている山頂

鉾が幾つも奉納されている山頂

蛇紋岩の滑りやすそうな岩場を通り抜けて灌木帯に入る手前で
ガスが取れはじめて視界が広がった。
道路に出た時には山頂部も姿を現して太陽の光が差し込むなか
舗装道路をスタスタと歩いて「河原の坊」の車にたどり着く。
まだ今日の予定は決めておらず、汗を流す温泉施設を探したが
結局、南下して二本松の「岳温泉」・「岳の湯」に電話をして
今宵の宿にした。
「岳の湯」は幾度も宿泊や立ち寄り温泉として利用している
シンプルな「素泊まり専門温泉」である。
少々熱いがコンビニも近く何よりも「天然掛け流し温泉」、
陸奥の温泉バンザイ!!

ヤマレコアプリでトレースしたコースマップ

ヤマレコアプリでトレースしたコースマップ

歩行時間

歩行時間

再びの陸奥・早池峰山へ(アプローチ)

旧い山友達から「玉山・リベンジ」の為に
先回登り残した「早池峰山」へ行こうと誘われた。
梅雨入りが遅れていたし混雑する夏のハイシーズン
の前に登ることは「早池峰山」に長い間憧れていたのに
訪問機会のなかった山でもあるので快諾した。

池袋を朝7時出発する高速バスで移動する友を小出インターで
ピックアップしてR252を「会津坂下」まで走るのは
前回同様の移動方法であるが、
今回はそこからすぐに「磐越道」に入って「花巻南」まで
「東北道」を移動とすることにした。
前泊予定の花巻温泉郷の「大沢温泉」は陸奥にまだまだ
多く存在する「湯治」を専門とする著名な自炊宿、
以前は青森の「岩木山」の帰りに家人と泊まったことがあった。
途中の道の駅で買った「ホヤ」の刺身をアテに
旨い酒を飲んだ思い出がまだ記憶に新しい。

当初の予定時間よりもやや早めに「大沢温泉」に到着、
玄関先にクーラーBOXやザックを降ろすと宿の若い衆が
その荷物を部屋に運んでくれている間にチェックインを済ませ
宿の温泉施設の説明や自炊場の位置などを確認しながら
別の若い衆に部屋まで案内される。
角部屋の8畳はあろうかと思われる広い部屋で、
荷物を解いてさっそく露天風呂へ・・・・そして宴の準備
自炊場は広くて明るく綺麗に整理されている。
すでに数組の中高年が夕餉の準備中、
我らは恒例の「マルゲリ-タ・ピザ」のトッピング追加型を
オーブンにセットして、家から持参した山菜料理や煮物などを
器に盛り込むだけのスピード調理。

まずはビール、そして日本酒は宮城の「一ノ蔵」、
〆は食堂で作っている十割蕎麦を友が買って来た。
20時にはほぼ宴は終わって、早朝出発の為に早めに就寝。

台湾トホホ旅(END)

台湾最後の朝、どうしても足りなくなった資金を
ホテル前の地銀でVISAデビットで補給。
日本円で預金しておいた口座から台湾ドルでその日の
レートで引き出せるから銀行窓口で両替するよりも楽で良い。
端末が中国語か英語なので手間取ったがなんとか
2000TNDを現金化し隣のセブンで最後の朝食を買う。
残った珈琲豆を全部挽いてゆったりとした食事、
顔馴染になったホテル厨房担当の男と挨拶したりして
8時丁度にチェックアウトする時には
やはり見知ったスタッフと笑顔で挨拶を交わして
陽の光が強くなった路上に飛び出してバスセンターへ。
空港へのバスは順次運行でスムーズに乗れる、
下町の猥雑な一般道を走り乍ら乗客を乗せてMRTに比べたら
多少は時間がかかったものの遅れも無く空港に着いた。

空港までのバスはこのターミナルから順次出発している。

空港までのバスはこのターミナルから順次出発している。

大型ザックにはお土産を入れるほどの余裕は無く、
元よりお土産を買うつもりもないので
早めの昼食を終えるとさっさと出国手続きをすませて
免税店で唯一、自分用に度数高い高粱酒のボトルを一本買って
出発ゲート前で読書をして過ごした。
帰国のバニラ・エアーは9割が台湾人、
たまたま隣に座った若い女性の2人連れが日本人で
二人の話す日本語を聴きながら、
ああ日本に帰るのだと再認識しながら短くも充実した
滞在期間中に食べたり袖振り合った人たちを思った。
中止になった山旅にめげることなく滞在した台湾の印象は
とても心地よく、フレンドリーな国民性や食味の好みが
自分にはマッチしたので再び訪問することを強く思った。


機内から撮った台湾の内陸部の空、雨雲が高層まで広がっている。山は雨か・・・

機内から撮った台湾の内陸部の空、雨雲が高層まで広がっている。山は雨か・・・

追伸
・台湾の若者は英語を話す人が非常に多く中国語よりもハードルは低い。
・町の食堂での食事は安くて美味い。
・都市部にはドミトリー形式の安いホステルが多くあり
 若い旅人は(台湾人も外国人も)良く利用している。

台湾トホホ旅(5)

予定を2日間繰り上げて帰国することにしたので
高雄では目的としていた朝食としての「おかゆ」を食べる事と
台湾のお土産として有名な「カラスミ」を買う事だった。
ホテルは早朝にチェックアウトしてまずは
「おかゆ」を食べさせる店に向かうことにする。
たまたま「カラスミ」を販売している店とも同じMRTの駅だったので
通勤時間帯の地下鉄に乗って港に近い駅に向かった。
真夏のような太陽が射し始めた道路を歩いていると
その店「高雄清粥小菜」はすでに営業しており
年配のご婦人が「おかゆ」を食べていた。
おばさんは小生をすぐ日本人だと認識して
親切に片言の日本語で対応してくれた。
まずは「イモかゆ」を大きな器に1杯、青菜を2皿、煮卵1つ
かなり昔に食べた横浜中華街での「おかゆ」のイメージと少々違う。
でもとてもシンプルな味でイモのかすかな甘みが何とも良い。(完食)

量も味付けも丁度良い

量も味付けも丁度良い

「高雄清粥小菜」を出てMRTの駅に戻る感じで歩き
駅を通り過ぎて全く逆方向だったけれども
店先に「カラスミ」を干してある専門店はすぐに見つかった。
廻りにも数店、同じように「カラスミ」を売っている店があったが
ネットで調べた限りでは評判の良い店はその店なのだ。
まだ午前中の早い時間である、口開けの客なのだろうか
やはり日本語ができる女将さんが丁寧に対応してくれた。
想像以上に安かったので数枚買って帰途についた。

台北までの帰途はやはり同じような高級バスであるが
バス会社を替えてみた。「和欣客運」という会社名で
アロハバスに比べるとランクは少々劣るが
客席数は同じくらいで飲み物等のサービスは無い。
しかし2500円ほどの価格ならば文句はない。

茶色が基本のゆったりしたシート

茶色が基本のゆったりしたシート

台北到着後は最初に泊まったホテルに戻る前に
スーパーでドライフルーツと中華料理の調味料を物色、
ついでに高粱酒もゲット、これは紹興酒よりも度数が強く
けっこう好きになりそうな蒸留酒なのだ。
さらに夕食は先日食べておいしかった素食のテイクアウトをしてみようと
小さな箱を2つに色んな物を入れて清算。
果たしてその値段は460円なり(安い!!)
今夜の部屋は3人部屋で広くて夜中まで一人だったので
食堂ではなく自室でビールなど飲みながら寛いだ。

いろんな料理の皿が並んでいる

いろんな料理の皿が並んでいる

多分、9品はあると思う これは全部野菜のみを作材としている

多分、9品はあると思う
これは全部野菜のみを作材としている

台湾トホホ旅(4)

さて台湾3日目は「高雄市」に移動する予定である。
3つの方法があるが移動時間が短くて料金が高い「新幹線」はパス
在来線の台湾鉄道は時間がかかって本数が少ないのでこれもパス
結局バスが一番有効で、利用客も一番多いと言う。
バス会社は4社ほどあって価格にかなりの差がある。
(これは車内設備の豪華さと座席数に比例していると思われる)
ホテルから数分でバスセンターが入っている大きなビルに到着、
1階の窓口で紙に書いた「高雄、1人」の紙を渡すと
なんの問題もなくチケットが渡される。(730TND)
乗り口は4階にある乗り場、出発時間まで10分しかないが
日本のように案内の放送など一切なく、乗車は自己責任。
(1時間おき位に出発しているが切符は指定席なので・・・)

バスの出発ゲート

阿羅哈(アロハ)バスの出発ゲート

まず驚いたのが座席の豪華さ、日本のグリーン車など真っ青。
もちろん普段乗っている「高速バス」は比較にもならない。
1台に10席ほどしか座席がないゆったりとした配置だ。
これで5時間乗って3000円ほどの運賃だから驚く。
市街地を抜けるとバスは南下して台中を通過、
今頃歩いている予定だった「阿里国立公園」あたりが厚い雲の中に隠れていた。
しかし、天気は好転し始めているので少し悔しい。
車窓から見える田園風景は日本とさほど変わらず、
ただ色づき始めた稲穂が亜熱帯地方の緯度を感じさせる。
また時折パッション・フルーツの果樹園が見受けられるのも
南国らしく、居眠りもすることなく「高雄市」に着いた。

これがバスの車内

これがバスの車内


1人の座席がこんなにゆったり

1人の座席がこんなにゆったり

ホテルにチェックインする前に少し鉄道にでも乗ろうかと
「台湾鉄道」の駅に向かってチケットを購入、
日本の切符に似た磁気コーティグされた物を手にして
列車に乗ると近代的な地下鉄(MRT)と違って
日本のローカル線に乗っている雰囲気だ。

台鉄の切符

台鉄の切符

勿論、このEasyCardも使える

勿論、このEasyCardも使える


今宵のホテルはビルの10階の1フロアにある小さなドミトリーで
珍しくは日本語を話す韓国出身のスタッフが対応してくれた。
(彼はすぐにいなくなったが)
荷物を置いてすぐに「六合夜市」にでかける為にホテルを出て
MRTに乗って移動、夕暮れが迫った高雄の市街地は観光客と
若者たちでけっこう混雑していて、いわゆる「夜市」は
日本のお祭りに出ている屋台を一回り大きくしたようなもので
バックヤードに控えている母屋の前に張り出したテラス席が
1ブロックほど連なっているような感じも伺える。
約500mほどの夜市をまず見物がてら歩いてみて
気になった1軒目で「牛肉麵」を食べる。
2軒目は海産物を焼いてくれる店で、どうしても食べたかった
「トコブシ」を焼いてもらってこれを台湾ビールで頂く。
安いから肉はほとんど入っていない、けど旨い

安いから肉はほとんど入っていない、けど旨い


並んだ海産物からトコブシを選ぶ

並んだ海産物からトコブシを選ぶ


ビールとトコブシの蒸し焼き

ビールとトコブシの蒸し焼き

 

台湾トホホ旅(3)

台北から新北投温泉へは北投駅で乗り換えて1駅目の終点、
駅前の食堂で腹ごしらえをしてから温泉に入るつもりで
一番活気のある店に飛び込んで出口に近いお1人様用の
テーブルに座ってさっそく店頭に並べられた小皿を2品選ぶ。
(青菜の炒め物、白菜のキムチ風炒め物)
さらに注文票(メニューを兼ねており必要な数を書き込んで注文)を
見乍ら書かれた料理の漢字の意味を考えながら注文する。

5皿の料理でお腹はいっぱい・・・

5皿の料理でお腹はいっぱい・・・


( 魯筍絲:メンマと豚肉煮、猪心肉:豚の心臓甘煮、 魯肉飯:所謂ルーロ-ハン)
5品で180TND(1TND:4円)ざっと720円の格安。

お目当ての公衆浴場はなぜか改装中でお休み、
駅にも、ネットでもそんな案内がなかったので
小生同様、観光客はガッカリしてうらめしそうに入口をにらみつけている。
帰る時間もあるから他の温泉をさがすべく歩いていると
立派なホテルの前に和服姿の女性陣が客待ちをしており
なぜか日本語がわかる女性が話しかけてくる。
ホテルは「加賀屋」、日帰り温泉も可能だが1500TND(6000円)
思わず聞き返してしまった。(何かの間違い、それって日本円で1500円?)
当然、そんな温泉には入らない。日本でもそんな高い日帰り温泉は無い!!
少し歩けばもっと安い公衆浴場が・・・・
「北投青磺温泉」東北によくあるノレンを潜るとそこはすぐに
浴室で着替えは狭い板の間で行う。

街中のビルの1階に公衆浴場があった

街中のビルの1階に公衆浴場があった


日本と同じ、男湯・女湯の表示がある

日本と同じ、男湯・女湯の表示がある


湯は赤茶けてぬるい湯が張られておりけっこう混んでいた。
それでも歩いて汗ばんでいたので有難く頂いた。

蒸し暑い外の空気に対抗するように目一杯冷房を効かせた
地下鉄や建物の中の気温。
これが田舎育ちの(自宅の自室にクーラがない爺)小生には
拷問のようなもので用意しておいた「サマーセーター」を着込んでも
鼻水がダラダラ出る始末でこれが帰国するまで続いた。
夜は素食(台湾ではベジタル食)にすることにして
ホテル近くのショッピングモール内にある「明徳素食園」という店で
ビュフェ方式でバットの中に入れられた料理を皿に取ってゆく。
恐らく20種類はあったろうか、小生はそれでも7種類ほど取って
最後に重さで清算、なんと93TND(374円)
これを広場に設置されたテーブルに運んで家族、友人、恋人たち
はたまたボッチの旅人が食べるわけである。
実に安くて雨の日には絶好の屋内食堂であった。

台湾トホホ旅(2)

台北駐在の旅行エージェントで唯一日本語を話すLIさんから
スマホに電話があって日本から来た他のお客さんにも連絡済であるが
登山の代替案で「オプショナル・観光ツアー」いかがですか?
とのお誘いだったが、すでにリスケを終え
移動先(高雄市)のホテルも予約済みだし
1人で気ままな街歩きを考えていたので丁重にお断りした。

一夜明け、時差がマイナス1時間であるのだが5時には起きだして
ホテルの共同スペースである食堂兼キッチンで食事の用意。
湯を沸かしてから珈琲豆を挽いてクッキーだけの軽い朝食を終える、

FlipFlopHOTELの食堂

FlipFlopHOTELの食堂


ホテルの朝食は8時すぎにサービス開始だから早起きの年寄りには
それでは遅すぎて待っておれずにその後も早め、早めの行動となった。
さて本来は訪台翌日は山裾の街に移動している日なのであるが
まずは台湾訪問の目的の一つである「竹細工・曲げ物」を
購入する為に地下鉄に乗って移動した。
下車駅からスマホのMAPを見ながら歩いていると
朝市が開催されている小路があったので
覗いてみようとキョロキョロしながら通り抜けていると
果物を売っている屋台があってラグビーボール大の西瓜や
いろんなパッションフルーツに交じって唯一食べたことのある
「ライチ」を発見して一束購入した。

「竹細工と曲げ物」を売っている店はその問屋街に数店あるのだが
ネットで紹介されている店を探し求めて漸く到着、
探していた竹でできた四角のお弁当箱は無く丸形で妥協。
日本の「曲げ物」と同じ小判型の弁当箱も購入。
(同じようなもの数個持っているのに・・・・)
そこから今度は別の地下鉄の駅を目指して歩き続ける。

漢方薬や乾物だけを売っている商店街を歩いていると
何とも言えない漢方の香りが漂っており
店先にには「干し椎茸」「木耳」が
大きな袋に入って山積みにされている。
(これも漢方薬のひとつなのか・・・)

漢方食材の店

漢方食材の店


乾燥シイタケが無造作に大袋に入って・・・

乾燥シイタケが無造作に大袋に入って・・・


目的の駅に着いた時は湿度たっぷりの台湾独特の気温に
衣類が汗で濡れそぼっており、そのまま地下鉄へ・・・
(これが後々アクシデントの引き金になるとは・・・)
台北での温泉地である「北投温泉」へは小一時間ほど。

台湾トホホ旅

一念発起して台湾の最高峰「玉山」に登る予定で
台湾に行ってきた。
前から興味があって(富士山:3772m)よりも高い山)
機会があれば登ってみたいと思っていた山であった。
太平洋戦争の真珠湾攻撃での暗号名「ニイタカヤマノボレ」電文で
使われた台湾の最高峰「玉山」(ユイシャン:3952m)である。
日本統治時代に富士山よりも高いということで
「新高山」と呼ばれていたと云う。

一日に入山できる人数が国家管理で制限されている
とても制約の厳しい山であることは承知していたが
なんとかネットで見つけた外国人枠の(くじ引き無し)の
台湾の玉山登山の現地集合ツアーに申し込んでの
30年ぶりになる台湾の訪問である。
事前にパスポート番号の送付等で入山申請を終えていたが
台北駅前の決められた場所に朝の7時集合という
誠にシンプルな現地集合の登山ツアーで中国語と英語が
話せる山岳ガイドが同行する台湾人以外の外国人専用ツアーだ。
(後に日本語通訳も同行するとわかった)

成田まで60Ⅼの大型ザックを背負っていくのはいささか苦行、
空港受け取りの宅配便という方法もあったが
何しろ年金生活者としては安価な旅をせねばならない。
高速の夜行バスで移動、京成電車の始発に乗って
フライト(LCC:バニラ・エアー)の3時間前に成田着。
LCCの重量制限が厳しいのは知っていたので
ザックの重量は事前に十分に計量しておいて無事に通過、
3時間半の旅は高速バスの小出・池袋の移動時間とさほど違わない。
台北・桃園空港で最初にしたのは台湾ドルへの換金、
スマホ用の台湾SIM購入、台湾版Suica:EasyCard購入である。

悪夢はスマホのSIMを切り替えた時に始まった。
家人からメールが入ってきて自宅にツアー会社から電話で
小生に連絡が取れないので「大雨で登山ツアー中止」の旨を
伝えてほしいとの、ある程度心配していたことが現実になった。
確かに異常な豪雨が台北の街中で降り続けている、
スマホのGooglMapを片手にずぶ濡れになりながら
なんとかホテルにたどり着いた時には現地エージェントとも
連絡が付いて詳細がわかった。
前日からの大雨で登山道や登山口までのアクセス道路が
寸断されていて国立公園を管理する役所と山岳ガイド協会が
あらゆる登山客の入山を中止したという。

スケジュールを見直して下山後に観光する予定であった
計画を前倒しして計画を練り直し、ホテルのキャンセルと再予約、
日本への帰国するフライトの変更と登山前の栄養注入を楽しみにしていた
台湾屋台料理とビールの夢が霧散して
地下街食堂モールで買ったテイクアウト食品と
コンビニで買ったビールを食堂のテーブルに並べてスマホで
予約とリ・スケジュールに追われた哀しい夜を過ごした。
トホホの台湾初日である・・・・