月別アーカイブ: 2017年8月

秋の風が大力山にも・・・

日曜日は朝からカラリと晴れ渡った。
週末に晴れる事が少なかったので
S氏に連絡して久しぶりに「大力山」詣でをすることに。

今年は多くの人が「ミヤマウズラ」の花が沢山咲いている
情報をネットに掲載しているので
今日はズームレンズを装着したカメラを持参する。
駐車スペースには車は見られなかったので
クモの巣払いは覚悟したのだが思ったよりも少ない。

例年多く見られた場所には個体を確認できずに
それでも色んなところに咲いているのを撮った。
むしろ「ツルリンドウ」の花が多くの場所に
咲き始めたのを発見して撮りながら登る。

ミヤマウズラ

ミヤマウズラ

やはり動物に見える

やはり動物に見える

今が盛りか

今が盛りか

ホツツジ

ホツツジ

ツルリンドウ

ツルリンドウ

休憩舎には涼しい風が吹きぬけて快い。
恒例の珈琲を2種類分飲み、関東に住む山仲間と
情報交換した後に下った。
干溝の「樽神輿」を担ぐ子供らの歓声や
ホイッスルやラウドスピーカーから流れるかけ声が
山々に響き渡って、この祭りが終わった後に
訪れる秋の気配を感じ取った。

良い天気なのだが当日は2組の登山者とクロスしたのみで、
秋の気配が漂い始めた大力山を後にした。

雲上の楽園・雲ノ平へ(fin)

今回の山行に使ったザックは新調したドイターの
60+10Lで大型ザックなのだが背面長が女性向けにしたモデル。
身長が低い小生には丁度良い感じだった。
ただ自重が2Kg近くあるので重厚なイメージがある。
食料は100均で買ったプラケース2個に入れて防水と収納性を
考えたり、着替えも防水シートを2重にした。

給水もほぼ予定どおり過不足なくできたし行動食も足りた、
予備食料が余ったのはおまけのようなもので
保存期間がまだあるから次回の山行にも十分使える。
雨具や登山ズボンの防水機能が少々足りなかったようなので
帰ってきてから補強した。
雨が降るようなら山行を中止してきた事が多かったから
今回の様に雨を覚悟で行う数日間の山行では雨に対する
万全の準備が必要だと痛感した。

小型ザックで縦走している人たちを見ていると不思議な感じがするが
行動食は別として3食を山小屋に頼っているようだし、
もちろん自炊道具など持っていない。
まあ、北アのように小屋が充実しているところではそれも有りなのか、
さすがにビールは小屋に依存したけどウィスキーは自前にしたし
お金があればそんなものも最近の小屋には置いてあるから・・・

夏山シーズン(7月下旬から8月中旬:お盆)を除けば
快適な寝場所を確保できるから今回は3泊とも快適だった。
心配した水も常に2L近くはザックに入っていたので
好天で水の消費量が少なかったせいで良かった。
加齢による体力の維持が心配されたけども何とかなったので
もう少し山歩きが続けられるかな

縦走路の概念図

縦走路の概念図

雲上の楽園・雲ノ平へ(4)

朝方まで降り続いた雨は出発予定の5時頃には
小降りになってスタートを延期せずに済んだ。
すでに3時半には起きていたので
早めに荷物の整理や湯を沸かしており
4時にはの自炊棟でフリーズドライ雑炊を啜りこんだ。
小屋番に夕べの雨の事を聴いたら今季でも最大級の雨脚だったとか、
小生が屋根を打つ雨音に驚愕したのも頷ける。
出発時の小雨ならば登山道がある沢も増水が引いた状態だろうと
小屋番の情報を得て安心してそれでも雨具の完全装備で歩き出した。
そして「黒部五郎岳」のカールコースを登り始める頃には
雨も止んで雨に濡れたお花畑を横目に足元を流れる流水に
気を付けながら残雪のカールを登り続けた。

黒部五郎のピーク

黒部五郎のピーク

山頂部に至る最後の急斜面はつづれ折りに道が切られており
さほどの苦労なく登り切ったことは嬉しい。
さてこれからが長い尾根歩きが始まるわけだが
雨は止んだものの岐阜側から吹き付ける強い風が
濃いガスを含んでおりなかなか雨具が脱げない状態で
ほとんど風景を楽しむことなく「赤木岳」と「北ノ俣岳」を越えた。
しかしながら展望がほとんど無いものの足元の花達だけは眼についた、
彼らは岩にしがみ付いたり風雪に晒される過酷な土地で
健気に短い夏を謳歌しつつ霧に濡れた微笑みを与えてくれる。

白いミヤマリンドウ

白いミヤマリンドウ


やがて「太郎平」方面からの登山者とクロスする人数が
多くなり始めた頃になると最後の下りが始まって、
ようやく青空が顔をだしてくれた。
正面に「薬師岳」の姿を捉える場所になると眼下に
「太郎平小屋」が見え始めて安堵感が出たので
雨具を脱ぐついでに昼食を摂ることにして小休止。
漸く視界が開けた

漸く視界が開けた

薬師岳も見えた

薬師岳も見え始めた

太郎平小屋が眼下に

太郎平小屋が眼下に

折立に向かう最後に雷鳥がお別れのご挨拶

折立に向かう最後に雷鳥がお別れのご挨拶

「太郎平小屋」では土産がわりの「薬師沢の水」をペットボトルに詰めて
折立に向かって順調に最後の下降を始めたのだが
行程の半分ほど歩いたあたりで雷雲が「有峰湖」の上に
広がってくるのが見えた途端に雷鳴が轟き雨が降って来た。
何度も脱いだり着たりした雨具はめんどうだと思い
結局上着を着けないですごしたものだから
上半身はびしょ濡れ、最後の30分を切った頃なのでぬれねずみで
もいいやと思って歩き続けてしまった。
「折立」の公衆トイレの屋根下に逃げ込んでS太郎氏が
車を横付けしてくれるのを待ちながらシャツだけ着替えた。
車に乗り込むころには雨は最強になってしまったが
下山後の楽しみであった温泉施設目指して転がるように
有峰林道を走らせて3泊4日の汗を流し終え
乾いた衣類に着替えた3人は再び越後の国を目指した。

北アルプスの未踏だった空白域を歩くことができて
計画を進めてくれたS太郎氏に深く感謝し、
ご同行頂いた若き山ガールの歩佳さんにお礼を申しあげます。

雲上の楽園・雲ノ平へ(3)

やはり眠りは浅かった。
深夜に水を飲むために布団から身を起こし
窓から外を見たら星が出ている。
ウムー、これはいい感じだ、もう眠れない。

昨夜は濡れた衣類と登山靴を強力な乾燥室の力で
ほぼ乾いていたので朝食前に取り込んで
身支度を整えてから朝食を頂いた。
やはり早立ちの人達は3時頃から起き出して出発し
結局、その朝もテーブルに着いていたのは半分ほどか。
今日は6時間ほどの歩行予定なので
まあゆっくりと歩き出した。
「雲ノ平山荘」は水が天水利用なのでテン場にある
水場まで水を汲みにゆく必要があるのだが
昨日はたっぷりと「薬師沢小屋」で補給してあったものの
せっかくだからと縦走路の途中にザックをデポし、
テン場まで5分ほど空身で歩いてあふれ出る水を
500ccのペットボトルに3つも入れ直した。

最後に登る黒部五郎岳の雄姿

最後に登る黒部五郎岳の雄姿

小屋の前には池塘が広がっている

小屋の前には池塘が広がっている

テン場は縦走路からやや下ったカールに

テン場は縦走路からやや下ったカールに

水晶岳

水晶岳

最初に登る祖父岳

最初に登る祖父岳

昨夜お世話になった雲ノ平山荘が遠くに

昨夜お世話になった雲ノ平山荘が遠くに

まずは「祖父岳」までの緩い登りでアイドリング、
期待以上の青空が広がる黒部源流の風景を愛でながら
昨日の雨で濡れたハイマツの濃い匂いを胸に歩いた。
山頂では遠くに見える北アルプスの名峰を眺めたり
これから登る、ワリモ岳、鷲羽岳、黒部五郎に至る
稜線をしっかりと記憶に溜めこんだ。

烏帽子岳遠望

烏帽子岳遠望

槍が岳も

槍が岳も

ワリモ岳へは岩苔乗越を越えてのややきつい登りがある。
それでも登山道脇に咲く花を見たり、
まだ残っている雪渓を渡ってくる風にタメ息をついたり
穂高などとは異なるなだらかな縦走路を楽しむ。
ワリモ分岐からは「水晶岳」や「野口五郎岳」を経て
「高瀬ダム」に至る縦走路に別れをつげる。
やがて鷲羽岳の山頂に到着するとまた新たな風景が
目の前に広がってきた。

岩苔乗越・

岩苔乗越・野口五郎岳遠望

コルには三俣山荘、その向こうには三俣蓮華岳

コルには三俣山荘、その向こうには三俣蓮華岳

黒部五郎岳と北ノ又岳と稜線は連なる

黒部五郎岳と北ノ又岳と稜線は連なる

ここからがいよいよ「太郎平」に戻る黒部川を挟んだ
もう一つの稜線を歩くことになる。
鷲羽岳から下り始めると眼下に「三俣山荘」が見える、
この小屋は水が豊富で2階にある展望レストランでは
本格的な珈琲を飲ませる機器が見受けられた。
少し早いけれども中食を食べることにして
小屋前のテーブルをお借りして歩佳さんが沸かした湯を
分けてもらってミニカップ麺を啜りこんだ。
濃い醤油味が体中に浸み込んでゆくような感じ、
小屋での2食で摂取する塩分の他には
スポーツドリンク以外の塩分補給をしていないからだろう。

湯俣温泉への分岐

湯俣温泉への分岐

三俣山荘

三俣山荘

「三俣山荘」から「三俣蓮華岳」へは小一時間の登りで
そのピークを越えたら今日の宿泊地である「黒部五郎小屋」が待っている。
昨日とは違って暑い程の太陽に陽射しに喘ぎながら歩みを続け
「三俣蓮華岳」を越えて「黒部五郎小屋」に向かって下降する。
明日登る「黒部五郎岳」のカール下部にある小屋へは
勿体無いほどの標高を下げてゆくが、樹々の間から小屋の姿が
見えた時の疲れた体が息を吹き返す。

三俣蓮華岳

三俣蓮華岳

黒部五郎小屋の屋外テーブルから明日登る黒部五郎岳を臨む

黒部五郎小屋の屋外テーブルから明日登る黒部五郎岳を臨む

なんとこの「黒部五郎小屋」には生ビールがある。
千円と少々高い感じがするが、そこは山の中であるから
小屋のチェックイン前にザックを小屋前のテーブルに
立てかけたまま冷えたジョッキーを傾けた。
まだ陽射しは高く、乾燥した空気は快い。
靴を脱いでインソールをひきずり出して乾かし
雨具やザックカバーも広げて早立ち、早着きの効用を享受する。

なんと天麩羅と蕎麦が

なんと天麩羅と蕎麦が

最後の小屋になるわけだが、この小屋でも案内された部屋は
ゆったりとしたスペースで実に快適である。
しかし深夜に恐れていた雨音が屋根を叩く音で目が覚める、
それから早朝まで恐ろしいほどの雨が降り続いて
相変わらず眠れぬ夜をすごしてしまった。

雲上の楽園・雲ノ平へ(2)

山小屋で熟睡できないのは随分昔からのことで
昨夜も2時間おき位に眼が覚めては寝返りを打ち
時計を確認したりして起床時間の4時まで
辛い待機時間をすごした。

山頂の標柱

山頂の標柱

立派な祠もある

立派な祠もある

山頂直下のガレ場

山頂直下のガレ場

雨ではないものの濃いガスが山全体を覆い尽くしている。
サブザックにカメラと飲み物、ドライフルーツを入れ、
雨具の上下を身に着けて「薬師岳」山頂を目指した。
登りが1時間ほどの予定であるが思った以上に遠く感じたのは
寝不足の為かなと思ったりする。
山頂では全く視界は無く濃い霧が頬を濡らす、
記念写真を撮っただけでそそくさと後にして
下り始めると一瞬、朝日が雲の切れ目から射しこんだ。
次第にガスが取れてきたので朝食後には予定通り
「雲ノ平山荘」まで移動することを皆で確認した。

ガスが晴れて振り返ると山頂部が見えた

ガスが晴れて振り返ると山頂部が見えた

足元には薬師岳山荘が見えてきた

足元には薬師岳山荘が見えてきた

霧が濃い時は雷鳥が安心して朝飯に出て来るかなと思っていたら
小屋の近くにやはり昨日の親子らしいファミリーを発見、
人の歩みに驚くことはなく散策をしていた。
朝食は昨夜泊まった登山客の半分ほどしか摂っていなかった。
早立ちをして「五色ケ原」方面に向かった人や
「黒部五郎」とか「雲ノ平」に向かった人が多いのか・・・

雷鳥の親

雷鳥の親

朝食中なのか・・・

朝食中なのか・・・

小屋を出る頃はガスも晴れたので雨具は付けずに
とりあえず「太郎平」まで降りることにする。
登る時に見えなかったお花畑の全容が見えてきて
天気と時間さえ許せばのんびりとしたいものだと
残念な思いをしながら昨日喘ぎながら登ったコースを
「太郎小屋」まで戻って予定通りの登山計画書を提出。

太郎平からの分岐

太郎平からの分岐

さあ、「薬師沢小屋」までの急な下降と沢沿いの水平移動が始まった。
木道が設置された湿地帯や渓谷を高巻きしながら歩く。
黒部源流の本流に流れ込む幾つかの沢に付けられた
数本の板が纏められただけの橋を渡り、
黒部の奥深くまで進んでゆくと
ようやく2つの渓谷が合流する地形が遠目にも確認できた。
地図を読んで予想していたから「薬師沢小屋」が近いかなと思っていたら
狭い尾根が渓谷に向かって落ち込む先端に小屋の屋根が見えた。
写真で見た通り狭い場所に「薬師沢小屋」が建っており
すぐ横には「雲ノ平」や「高天原」方面へ向かう
吊り橋が架かっているのが何とも危うい感じだ。
小屋の前で正午を迎えたので行動食を口にした後に
いよいよ「雲ノ平」への急な登りへと立ち向かうことになる。

こんな橋が何箇所もある

こんな橋が何箇所もある

渓谷の草地の休憩スポット、水も花もある

渓谷の草地の休憩スポット、水も花もある

薬師沢小屋

薬師沢小屋

足元が深い渓谷の吊り橋

足元が深い渓谷の吊り橋

重いザックを背負ったままで大きな石がゴロゴロする
急登はさすがに老いた体には辛いもので
途中で何度も水分補給をしてなんとか登る。
こんな辛い登りをするなら「もう山はやめよう」と
幾度となく思ったことか・・・・
先頭を歩く小生の眼に道路沿いの老木の洞から
飛び出してきた「オコジョ」が迎えてくれる。
ひょうきんな彼(彼女?)は幾度も岩の上を走り回って
撮影のチャンスを与えてくれて去っていった。

こちらをじっと見ている

こちらをじっと見ている

ねころがったり

ねころがったり

またのぞき込んだり

またのぞき込んだり

ようやく平坦な木道に出たが雨が降ってきたので雨具を着ける。
最初はたいした雨ではないと思って上着だけで
ズボンは履かなかったのであるが雨脚は強くなる一方で
そのうちスパッツの裾から雨が浸み込んで左足の靴の中が湿ってきた。
「アラスカ庭園」を通過する頃はせっかくの風景も
楽しむ余裕すらなく「日本庭園」も横目でちらりと見ただけで
木道をただひたすら歩いていたら小高い草原の中に
「雲ノ平山荘」の姿が見えた時はほっとした。

雨の中、庭園は無視通過

雨の中、庭園は無視通過

「雲ノ平山荘」の中は談笑する先客の人達の姿や
人いきれなのか暖房なのか、暖気が溢れていてびしょ濡れの我らは
少々場違いな感じでチェックインをしていると
乾燥室への案内や部屋への案内をスタッフが適宜にしてくれる。
一息ついた後はやはりビールである。
生憎と生ビールはないし冷えたものはないのだが乾杯をした後に
食事までの間に持参したウイスキーの水割りなどを舐め乍ら
雨を呪ったり急登の歩き方などを語りつつ時の流れに身を任した。

余裕の部屋、清潔感溢れている

余裕の部屋、清潔感溢れている

夕食は十勝鍋(野菜と鮭、肉少々)

夕食は十勝鍋(野菜と鮭、肉少々)

雲上の楽園・雲ノ平へ(1)

「折立」から「太郎平」を経て「薬師岳」往復、
そして「薬師沢」を経由して「雲ノ平」へ
さらに「鷲羽岳」から「三俣蓮華」「黒部五郎」を
縦走した後に「太郎平」に戻って「折立」へ下る
3泊4日の長期縦走をお盆過ぎの平日に
実行する山旅に誘われていた。
不安定な天候で出発を躊躇したのだが
発案者の強い希望で、とにかく最初の山である
「薬師岳」でも登ろうということで8月15日の
午前3時に魚沼を出発した。

長い間の憧れの山域でもあったが登山口まで遠いのと
数日の縦走を覚悟しないと「楽園」にたどり着けないので
20年以上も夢見ながら登ることができなかった
「折立」へのアプローチは立山連峰に至る道路から
「有峰有料道路」方面に右折して向かう。
急峻な峡谷沿いの細い道路はどんどん標高を稼ぎ
やがて「太郎平」へ向かう「折立登山口」に至る。

大きな駐車場とキャンプ場が併設された登山基地には
平日にも関わらず多くの車が停まっていた。
お盆休みに「雲上の楽園」を楽しむ登山者が多くいると
いうことだろうか、歩き始めたら足元を泥だらけにした
沢山の人達とすれ違った。

ここからスタート

ここからスタート

ここが有名な「アラレちゃん」看板

ここが有名な「アラレちゃん」看板

2時間ほどの泥濘の多い樹林帯歩きを終えると
ようやく草原が広がるやや広い登山道が現れた。
敷き詰められた岩や石が少し歩きつらいものの
それほど急登ではないので流れ出る汗をふきふき
高みへと重い体とザックを持ち上げてゆく。
漸く広い草原の中にある「太郎平」に到着して
多くの登山者が休んでいる「太郎平小屋」前の
ベンチで腹ごしらえしてしばしの休憩

広い敷地内に立つ「太郎平小屋」

広い敷地内に立つ「太郎平小屋」

木道を辿って「薬師峠」まで下ると、
そこには沢からの水が流れ込む絶好な天幕場で
幾つかのテントが張られていた。
さて、ここから急な登り返しが待っているので
ウェストベルトを強めに締め直して急峻な沢筋を
登り始めると足元を大量の雪解け水が流れる
濡れた岩や石がゴロゴロした急登が連続。

薬師峠のテン場

薬師峠のテン場

沢筋にはオタカラコウが咲く

沢筋にはオタカラコウが咲く

まだまだ咲いているチングルマ

まだまだ咲いているチングルマ

ハクサンイチゲも

ハクサンイチゲも

イワイチョウも

イワイチョウも

息も絶え絶えで雪が残る「薬師平」に到着すると
そこは「ハクサンイチゲ」と「チングルマ」が一緒に咲く
見事なお花畑が待っていた。
ガスが濃いので遠望は出来ないのだが
晴れていたら歓声があがりそうな風景だろう。
そこからひと登りすると本日の宿泊場所である
「薬師岳山荘」に到着した。

濃い霧の中に姿を見せた薬師岳山荘

濃い霧の中に姿を見せた薬師岳山荘

立派な山小屋

立派な山小屋

数年前に新設された小屋なのでとても綺麗な山小屋で
お盆過ぎの時期なので余裕のある寝場所を確保。
さっそく談話室として開放されている食堂で乾杯、
リーダーのS太郎氏、5年ほど前からS太郎氏と山旅を
共にしている歩佳さんとしばしの夕食前の大宴会。
すると窓の外に散歩するライチョウの親子が見えたが
濃いガスと窓越しの撮影にチャレンジ。

雷鳥の親子が散歩

雷鳥の親子が散歩

揚げたてのアジフライが美味かった

揚げたてのアジフライが美味かった

備え付けのTVには常に天気予報情報が表示されており
明日からの天気が心配されるが、
とにかく明日は朝食前に「薬師岳」を往復してから
今後の予定を決定するということで夕食後には
早々に布団にもぐり込む。

花の霊峰白山(花たち)

お花畑

お花畑

ミヤマキンポウゲ

ミヤマキンポウゲ

シモツケソウ

シモツケソウ

ハクサンチドリ

ハクサンチドリ

ダイモンジソウ

ダイモンジソウ

イブキトラノオ

イブキトラノオ


ハクサンシャジン

ハクサンシャジン

イワオトギリ

イワオトギリ

イブキボウフウ

イブキボウフウ

カライトソウ

カライトソウ

イワオウギ

イワオウギ

マツムシソウ

マツムシソウ

花の霊峰白山へ (2)

想像以上に暖かな夜である、毛布が不要ほどの人いきれだ。
夜半に目覚めて宿泊所の外部にあるトイレに行ったが
10度以上はありそうな外気であった。
3時50分集合して「ご来光」を拝みによく予定になっているが
2時頃に目覚めてからほとんど眠れない、
幾度か寝返りをしているうちに
とうとう3時には起きてしまった。

御前峰

御前峰

水とカメラ、少々の食料を持って各班ごとに登りだした。
上を見上げても下を振り返ってもヘッドライトの列が
かなりの数珠つなぎで連なっている。
気温も気にならず軽く汗ばむほどである。
すでに山頂部には多くの人たちが東側に集まって
日の出を待っているのだが雲が分厚く期待はできない。
雲の間からオレンジ色の朝日が見えるのだが姿は見えない
神官が岩の先端で白山の歴史などを語りだして
日の出を待つのだが日の出時間の5時7分頃に
万歳をして一応ご来光をしたというけじめをつけた。

日の出を待つ神官

日の出を待つ神官

御前ケ峰からは「お池めぐり」をしながら
室堂の宿泊所に戻る予定になっているのだが
霧の水滴が上着にびっしりと張り付くようなほどの濃さになった。
気になるほどでもないので残雪が残る幾つかの池の畔を巡り
雪解けが終わったばかりのお花畑に咲く花たちを愛でた。

イワギキョウ

イワギキョウ

イワギキョウ(白)

イワギキョウ(白)

チングルマの塊

チングルマの塊

チングルマ(毛)

チングルマ(毛)

ツガザクラ

ツガザクラ

「クロユリ、クロユリ」とつぶやくm馬場氏に
咲いている場所の説明をしつつ沢筋の残雪が残るあたりに
差し掛かると「ハクサンコザクラ」に交じって「クロユリ」の
大群落が現れて皆の歩みが止まったほどである。
前回来た時もこのあたりのお花畑で写真を撮ったのを覚えているが
沢筋などの残雪が長く残っている場所では
雪解けがゆっくりと進むなかでの開花も順序良く進んで
訪問者を楽しませてくれる事は素晴らしいプレゼントである。

クロユリ(蕾)

クロユリ(蕾)

クロユリ(開花)

クロユリ(開花)

クロユリ群生

クロユリ群生

ハクサンコザクラ

ハクサンコザクラ

百花繚乱

百花繚乱

7時から始まる朝食にぴったりと間に合って
宿泊所には戻らずに朝食を終えて屋外に出ると小雨が降りだした。
出発時間も迫るなか雨具を出したりザックカバーを掛けたり
一回は着るかなと思っていた雨具に手を通すと
やはり少々憂鬱になってしまう。
半袖シャツに雨具の上だけ着けて歩き出すと「黒ボコ岩」あたりで
雨が止んだので休憩を兼ねて雨具を仕舞う。

さあここからが「観光新道」でお花畑が連続する。
かなりの急な登山道だがその疲れを癒してくれるほどの
花が咲いており、尾瀬のガイドをしていいるS太郎氏に
名前を聴いてくる女性の声が響き渡った。
別当坂分岐を過ぎると花の咲く草原から灌木帯に代わって
道もかなり急峻になってきた。
休憩の度に飲む飲料の量も増えてきていかに気温が高いのか
昨日の登りとの格差に体が反応している。
いささか疲労が蓄積してきたのか歩いていても飽きがきて
口数が減ってきたところに後続班が追い付いてきて
元気な人たちのビール談義が最高潮に達したころに
別当出合の風景が木立のなかから見えてきた。

途中の温泉施設で汗を流した後に飲んだビールも
昨日の登り終えた後の生ビールと同じくらい旨かった。
40数人のツアー客は無事に「深雪の里」に着いて解散、
みなさんお疲れさまでした。

花の霊峰白山へ (1)

「みちぐさハイキングクラブ」主催の「白山登山ツアー」に
参加して久しぶりに「霊峰・白山」を訪問した。
市報にツアーの案内があったのは覚えていたが
実際の申し込みに関しては「大力山友の会」メンバーの
S太郎氏が情報を入手してくれたので他の2名も誘って
総勢4名のメンバーが参加することになった。
8月1週の週末という絶好の日に室堂の宿泊所が予約できたことは
「みちぐさ」スタッフの並々ならぬ努力のおかげであり、
40数名の参加数枠がすぐに埋まったことも頷ける貴重な山行だった。

別当出会いの登山口には 大きな鳥居がある

別当出会いの登山口には大きな鳥居がある

梅雨明けの遅れや迷走台風の心配もあったが
8月5日の朝4時に魚沼市を出発した貸し切りバスは
予定どおり霊峰白山の麓に到着して5班に分かれて
「別当出会」から「砂防新道コース」から登山を開始した。
大きな鳥居をくぐり抜けすぐにつり橋を渡ると
石畳が綺麗に積まれた登りが始まる。
出発前の準備体操の時に差し込んだ陽光の強さに
思わず眩暈を覚えたほどの太陽は霧に隠れたものの
真夏の暑さは格別で汗が流れ出る。

ミヤマミミナグサ?

ミヤマミミナグサ?

ヨツバシオガマ

ヨツバシオガマ

ミヤマカラマツ?

ミヤマカラマツ?

沢筋の「砂防新道コース」は数か所に水場があって
途中の避難小屋には水洗トイレまであった。
崩落が続く別当谷源頭部にはいくつもの堰堤が設置され
その工事用道路が登山道と並行してクネクネと付けられている。
当班はゆっくりとしたペース歩行なので隊列の後部に居た我らは
到着後のビールの飲み方を心配する会話が続き、
単調な登行の気分をまぎらわす為に夕食前のひと時を
如何に有効的にビールを飲むかを話題にしながら進んだ。

ハクサンフウロ

ハクサンフウロ

ニッコウキスゲ

ニッコウキスゲ

タカネナデシコ

タカネナデシコ

室堂のビジターセンター前には先行していたスタッフが待っており
食券配布と部屋の案内をしてくれたので、
案内された部屋でそそくさと着替えを終えてツマミや運び上げた
各自のお酒を持参して山頂ビューのテーブル確保に急いだ。
まずは生ビールを入手すべく売店へ、
4人の会のメンバーが乾杯を終えた頃に他の人達も集まってきて
テーブル3つに分かれて大宴会が始まった。
夕食を食べた後はテラス席に移動して再び宴会、
暮れなずむ稜線を見ながら山談議に花を咲かせ
食堂の閉店直前まで楽しんだ。

ビールタイムには山頂部が見えた

ビールタイムには山頂部が見えた