秋雨前線に翻弄された山旅(瑞牆山・金峰山)<その2>

真夜中の1時半、テントを打つ雨音と風の音で目覚めるが
一度眼が覚めるとなかなか寝付かれずに
小康状態になったタイミングを狙ってテントを出てみたものの
結局その後も雨が治まる様子は無い。
それから、なんとかひと眠りした頃、
周りのテントでも目覚めた様子なので
今日の予定を確認したが皆明確な答えは無い。
それでも予定の6時には天気の様子を見て
出発を30分ほどずらして撤退覚悟で出発することにした。
日曜日の「金峰山」方面はなんとか晴れる予報だったのに
昨夜の雨と本日の強風・ガスには気落ちする。
小屋の横から始まる登山道は尾根を巻く様に
やや登り勾配のダラダラ登りが続いて「大日小屋」に着く。

大日小屋前の幕場

大日小屋前の幕場

無人の小屋は足元に見えた

無人の小屋は足元に見えた

ここからはやや急勾配の登りが始まって
大きな岩がゴロゴロする急斜面や
鬱蒼としたシラビソの樹林帯を歩きが続く。
なんとか尾根に出ると
そこには濃いガスと強風が吹き荒れる悪天候が待っていた。
ガスの中から現れる切れ立った岩稜帯に
その強風で煽られたらそのまま落ちてゆきそうな
恐怖感も味わいながらなんとか歩き続けて
「金峰山小屋」との分岐を過ぎれば山頂は近い。

尾根に出た場所にある「砂払いの頭」

尾根に出た場所にある「砂払いの頭」

岩の要塞

岩の要塞

山頂付近では風の当たらぬ場所で休憩している
先行グループが何組も居たのだが
我らは長居は無用ということで早々に山頂を後にする。
下りはキノコの写真を撮ったり、シャクナゲの多さに
改めて驚いたりしながら歩いてきた。
急に目の前に青空が広がり始めて昨日登った瑞牆山方面に
陽射しが届いている風景が眼に入った。
ヨレヨレに疲れて幕場に到着後は休憩を惜しんで
テントの撤収作業を行い、帰りの時間を計算して
恒例の珈琲タイムを諦めたり、下山後の風呂を諦めたりと
山梨県はさすがに魚沼から遠いと切実に思った。

シラビソの樹林帯を下るS太郎氏

シラビソの樹林帯を下るS太郎氏

帰る頃に全容を現した瑞牆山

帰る頃に全容を現した瑞牆山

帰りの車窓から見えた瑞牆山

帰りの車窓から見えた瑞牆山

金峰山GPSロガー

金峰山GPSロガー